【朗報】宇宙空間で育てた野菜は安全だった! 人類移住の夢が一歩前進!!

tocana / 2014年2月12日 8時0分

 宇宙を人類の新たな生活圏とする試みが、また一歩前進したということだろうか。ロシアの通信社、RIAノーボスチが1月29日に報じたところによると、国際宇宙ステーション(ISS)内部で栽培されていた様々な作物が、異常なく育ち、食用としても安全であることが確認されたという。

 「宇宙空間で栽培された作物と、地上で栽培された作物の間に差異は認められなかった」と語るのは、ロシア科学アカデミー生物医学研究所の、マルガリータ・レヴィンスキ研究員だ。彼女は先日、モスクワで開催された年次宇宙会議において報告を行った。レヴィンスキ研究員によると、ISSに滞在するロシアの宇宙飛行士たちは、エンドウ豆、日本原産のコマツナ、多種にわたる矮性コムギなどを栽培したが、ただ良く育つというだけではなく「驚くほどに良質な種子もつけた」のだという。

 来年は、米国ユタ州立大学航空宇宙工学研究所とも協力し、ISS内の温室に若干の改造を加えたのち、今まで宇宙空間で栽培されたことのなかった、イネやトマト、ピーマンなども育てる計画となっているそうだ。ちなみに、ISS内に作られている温室は、LADAという名称で、宇宙ステーション本体から分離することが可能となっている。何世代かにわたり作物を栽培した後、LADAのみを地球へと送り返し、内部で有害な微生物が発生していないか調査される計画があるという。

 研究者たちは、宇宙空間で栽培された植物の分析に長らく取り組んできたが、来年LADAで栽培される予定となっているイネについての分析は、特に重要な意味を持つという。なぜならば、すでに全ゲノムが解読されているイネやミナトカモジグサ(イネ科の雑草)の分析から、宇宙空間で育てられた植物の遺伝子に変異が表れる可能性を知ることができるからだ。

 宇宙空間で作物を育てることには、多くのメリットがあるという。宇宙飛行士たちが排出する二酸化炭素を吸収させたり、人間のし尿を食物のために再生利用することが可能となるのだ。そして何よりも、食料調達に関する懸念が払拭されることで、長い時間をかけた遠方へのミッションが可能となる。

 現在でも、ISS内の飲料水に限れば、宇宙飛行士たちの汗や尿を蒸留して得ることがあるようだが、すべての食物は、定期的にやってくる補給船によってまかなわれているという。さて、もうすぐ実現しそうな「宇宙米」。あなたは食べてみたいと思うだろうか。
(ヨムノ・トルグ)

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