【佐村河内氏代作問題】海外の反応と歴史にみる、作品の価値の行方は?
TOCANA / 2014年2月12日 12時30分

両耳に障がいを持ちながら、日本のベートベンとすら称えられた作曲家、佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏が、18年に渡ってゴーストライターに楽曲制作を依頼していた問題で波紋を呼んでいる。12日未明には、代理人の弁護士を通じて直筆の謝罪文を公表。3年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました」として、約3年前から聴力が回復していたことを告白した。
今回の騒動後、同氏名義で発表されたアルバム3作品が、2月17日付けオリコン週間アルバムランキングで、300位圏外から急上昇している。特に、NHKでも取り上げられ、佐村河内氏の名を一躍有名にした「交響曲第1番 〜HIROSHIMA」は、6日は8位まで浮上した。レコード会社はCDの出荷を停止しているものの、国内最大手のネットオークションサイト「ヤフオク!」では、11日9時時点で486件の出品があり、中には定価の2倍近い値まで高騰している。佐村河内氏へのバッシングが強まる一方で、単純に楽曲自体はすばらしい魅力がり、そこは否定すべきではない、という声もある。
■海外での反応は...
ジャパニーズ・ベートーベン問題を報じた「JAPAN TODAY」に寄せられたコメントから一部抜粋してみよう。
・それならちゃんと権利を渡して、名前を入れ替えればいいだけじゃない。音楽のすばらしさは変わらないわ。モーツァルトがゴーストライター使っていたとしても、その価値は永遠よ。
・日本じゃよくある話だよ。ゴーストライターの人は、もっと貰うべきだったな。
・このゴーストライター知っている! リョウ・フカワっていうコメディアンだよ。
・これが企業なら外注と呼ぶわけだね。
・ちょっと驚いた。しかし日本は騒ぐべき問題はもっと抱えているだろ。
・レベルは違うかもしれないけど、20年くらい前、シンセサイザーで曲を作ってNHKに送ったら勝手に使われたなぁ。クレジットも無かった。
(「JAPAN TODAY」より)
人を騙すのは良くないにせよ、それをセルフプロデュース能力として有効活用すれば...とも思うのだが。はじめから新垣氏が楽曲を作り、それを佐村河内氏が魅せるユニットだとしていたら状況は変わっていたかもしれない。その場合、「佐村垣 隆」というユニット名ではいかがであろうか。世界のさまざまな分野では、そうした複数人によってあたかも1人の人間が制作しているような発表スタイルを取って来たケースは多い。
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