ムー編集長も白い和服の幽霊に遭遇......!? ガチ過ぎて怖い「幽霊物件」レポート
TOCANA / 2014年2月20日 17時30分

初めて足を踏み入れた瞬間、ぞっとした体験をお持ちの方は少なくないだろう。引っ越し先にと、下見をするためにやってきたアパートやマンション、一戸建ての家にて、なんともいえない気分に襲われることがある。敏感な人は、それこそいないはずの人間の気配や視線を感じ、能力者は見えない主の姿を目にする。
そう、これが世にいう「幽霊物件」だ。幽霊物件は、往々にして前の住民が何らかのトラブルに巻き込まれたり、事故や事件によって不幸にも、この世を去ったケースがほとんどだ。居住の物件に限らず、ホテルや旅館の部屋にも同じことがいえる。
あれは確か、オノコロ島伝説を取材しに淡路島を訪れたときのことだ。筆者とふたり、旅館に宿泊することにしたのだが、ここで出た。
旅館自体は、とくだん古い老舗というわけでもなく、また、とりたてて気味が悪いわけでもなかった。ごく普通の旅館だった。1日の疲れを取るために温泉に入り、体を癒すために風呂上がりのビールを少々、ほろ酔い加減で床に就いたまではよかった。
電気を消し、真っ暗な状態で、ふたりは寝た。季節は春ごろだったが、部屋の中は、かなり暖かったことを覚えている。筆者の寝息が聞こえ始めたころ、急に掛布団が重くなるのを感じた。眠りに落ちかけた意識がふいに戻り、ふと瞼を少し上げた。
髪だった。長い髪が目の前に垂れている。明らかに女性の黒髪が眼前に揺れている。夢でも見ているのか。いや、隣で寝ている筆者の姿もはっきりと確認できる。もしや、この部屋の主がおいでになられたか。と思った瞬間、お約束の金縛りだ。身動きひとつできない。掛布団が体操のマットを重ねているかのようだ。
まずい......こうなれば相手が何者かを確かめねば。力いっぱい目を見開くと、ワンレンの女性は白い服を着ている。和服のようだ。頭に三角巾はなかったが、典型的な和風幽霊スタイルである。幽霊様は掛布団の上に正座している。幽霊にしては体重があるなと思いながら、長い髪の向こうにあるはずの顔を伺うものの、なかなか見えない。表情は確認できないが、明らかに、こちらを覗き込んでいる。
こう着状態が続く中、徐々に掛布団が重くなっていく。ほとんど拷問に近い。全身の血が逆流し、血圧が上昇するのがわかる。金縛り状態のまま、なんとか力を振り絞り、思いっきり絶叫!!
「うぉぉっ......」
声を張り上げたつもりだが、実際は、悪夢にうなされる寝言のようなものだったに違いない。3度目の絶叫の後、あたかも高い所から落ちるような感覚で、そのまま意識がシャットダウン。気がつけば、朝だった。
よっぽど宿の人に聞こうと思ったが、やめた。幽霊の取材ではないからだ。なぜに現れたのか、理由はわからないが、おそらく、この部屋で亡くなったか、宿にゆかりのある方だったのだろう。もしかしたら、自分の「ムー」に載せてほしかったのかもしれない。幸いにして被害はなかったので、ある意味、貴重な体験をしたと思っている。
しかし、世の中の幽霊物件が、みな、こうだとは限らない。身の毛もよだつ体験をした方もいる。そうした彼らの生々しい事件をレポートしたのが『恐怖の幽霊物件』(ムー・スーパー・ミステリー・ブックス) である。筆者の西浦和也氏がすべて現場を検証しており、実にリアルだ。怪談として楽しむだけではなく、心霊研究にとっても貴重な1冊である。
(ムー編集長・三上丈晴)
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