全身の皮膚が剥がれ落ちる! 市販薬の副作用で地獄を経験した少女!!

tocana / 2014年2月26日 20時30分

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 日頃ドラッグストアなどで市販薬を購入する際、副作用のことまで真剣に考える人はそれほど多くはありません。しかし、中には命に関わるほどの重篤な副作用を発症してしまう人もいるのです。今月20日、英「The Daily Mail」紙が、恐ろしい症例を経験した女性のエピソードを報じています。


■市販薬を服用しただけなのに......!

 英国ノーフォーク州ノリッチに住むリーン・ハウズさんは、美容師の見習いとして働く17歳の少女です。昨年9月のある日、仕事中に胸焼けを感じたリーンさんは、薬局で「ラニチジン」と呼ばれる市販薬を購入します。帰宅後、定められた容量(150mg)を守って服用した彼女の胸焼けは、何事もなく回復したそうです。

 しかし次の朝、彼女の体に変化が訪れます。極度の疲労感と気分の悪さに襲われ、さらに鏡を見ると、肌に発疹が現れていることに気付いたリーンさん。しかしその後みるみるうちに発疹は全身へと広がってゆきます。やがてそれは水ぶくれへと変化し、喉や舌、足の裏にまで現れ、呼吸もままならない状態へと悪化してしまいます。

【症状の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/02/post_3719.html】


■命を失いかけるほどの症状!

 すぐさまノーフォーク&ノリッチ大学附属病院を受診したリーンさんですが、その頃には、全身の水ぶくれがテニスボール大にまで膨れ上がっていたといいます。医師の下した診断は、薬の副作用によって引き起こされた「スティーブンス・ジョンソン症候群」というものでした。一度「スティーブンス・ジョンソン症候群」が発症してしまうと、それを止める術はなく、対症療法を施しつつ回復を期待するしかないとされており、リーンさんに対してもモルヒネの投与や軟膏による治療が開始されます。

 リーンさんの症状は極めて深刻で、医師が彼女に触れただけで肌が剥がれ落ちてしまうほどでした。その後の彼女は、全身の肌を失い、意識も朦朧としはじめ、チューブからの栄養補給で、かろうじて命を繋ぐ状態であったといいます。医師たちは、生存の可能性は10%ほどであると家族に伝えていたそうです。この時、45キロあった彼女の体重は、すでに35キロにまで落ちていました。


■ボーイフレンドの愛に支えられて

 しかし医師や家族、そしてボーイフレンドによる看病の甲斐もあり、4週間後、リーンさんの症状は退院できるまでに回復します。髪の毛や爪、まつ毛も失い、別人のような姿になってしまった彼女ですが、「生きていてラッキーです。彼氏は私のことを今でも美しいと言ってくれます。その言葉に本当に救われているんです」とインタビューに答えるなど、今後の人生には前向きな様子です。また、「入院中の写真を見ると、自分だとは思えません。ハロウィンの映画に出てくるモンスターのようですから」と語り、再び「スティーブンス・ジョンソン症候群」を発症することへの恐怖も口にしています。

 現在の彼女は、乾燥して凸凹のできてしまった肌の治療を受けているようです。さらに、涙管に異常を来たしてしまい、1日2回の目薬の点眼も欠かせないといいます。薬の副作用としての発症は100万人に1人という、極めてまれな症例、「スティーブンス・ジョンソン症候群」。現在研究が進められていますが、どうやら薬が引き金となって、免疫システムが異常な反応を起こしていると考えられているそうです。


 処方箋も要らず、薬局やスーパーマーケットなどで広く手に入る市販薬。しかし、薬は薬。しっかりと副作用も把握した上で、慎重に服用する必要がありそうですね。

tocana

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