本田圭佑の“ジンクス“を超えた!? 国立競技場に潜む“何か“とは?

TOCANA / 2014年3月7日 8時30分

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 試合会場前にはダフ屋があらわれ、雨なのに「チケットを譲ってください」と懇願するファンもみられた。

 TBS系で5日に中継されたサッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップ日本-ニュージーランド戦は、改築前の"聖地"国立競技場でラストとなる日本代表戦というメモリアルマッチであり、かつブラジルW杯の登録メンバー発表前のラストマッチということもあり、多くの注目を集めた。瞬間最高視聴率は関東地区が20.4%、関西地区は17.6%(ビデオ・リサーチ)という高視聴率を記録した。

 そんな"ドル箱"とも言われる日本代表戦が、W杯前まで行われないということで、各メディアが様々なトピックスで試合を盛り上げた。

 その中には、"本田圭佑 国立競技場のジンクス 10戦無得点"という嫌なジンクスを打ち破れるか? というものもあった。ミラン(イタリアセリエA)で不調の本田が、復調の兆しを見せられるか。注目が集まったが、そんなジンクスを吹き飛ばす珍事が起きた。

 それは、試合開始から53分後のこと。

 この試合を務めたオーストラリアのミリナー主審が、なんと"主審交代"を申し出たのだ。

 サッカーにおいて、主審交代というのは、よくあることなのだろうか? TV実況を務めた元日本代表である金田喜稔氏や小倉隆史氏が「珍しいですね」と口を揃えたように、他のスポーツ同様に、審判が交代することなどトップレベルでは数年に1度あればいいくらいである。いや、Jリーグ20年の歴史でも、筆者は1度しか観たことがない。そんな稀有な光景に、観客席からは「ちゃんとトレーニングしないから」という声もちらほら。

"主審交代"の原因は、審判員自身の不摂生にあったのだろうか?

 そんなことはない。
 ミリナー主審は、国際審判員であり、厳しいテストをクリアしたアスリートである。国際審判員は、毎年、フィジカルテストをクリアせねばならず、抜き打ちで体脂肪の検査なども行われる。特に"八百長問題"が取り沙汰された2002年日韓W杯以降、審判員はFIFA(国際サッカー連盟)に厳しく監視されている。試合になれば、選手同様に10km以上を走らなければいけない。ミリナー主審の怪我は、選手同様に、不幸としか言いようがない。とは言え、主審が怪我をした以上、誰かが代わりを務めなければいけない。"主審交代"を考えていないため、そして親善試合ということもあり、この日の第四審判(予備審判)は日本人の東城穣である。

 ということで、国際試合で、自国の試合を自国の審判員が務めるという、公平を期するサッカーではありえない異例の事態となった。対戦カードがニュージーランドではなく、韓国だったら大騒ぎとなっただろう。やはり、国立競技場には、なにかある。
(石井紘人@FBRJ_JP)

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