座敷わらしは全国を散歩していた!? 目撃者談「女の子が壁に...」「就寝中、引っ張られた」

tocana / 2014年4月9日 20時0分

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 座敷わらしの出る宿として有名だった岩手県・金田一温泉「緑風荘」。

 ここで座敷わらしに出会えば幸運に恵まれるといわれ、最も目撃例の多い「槐の間」は3年先まで予約いっぱいの状態だった。実際、原敬や本田宗一郎、松下幸之助など、宿泊後に出世した人物のエピソードは多い。昨今もてはやされる開運パワースポットの先駆けのような宿だったのだ。

 しかし2009年、火災が発生したことにより、旅館はほぼ全焼。更地となった緑風荘跡には、座敷わらしを祀った「亀麿神社(かめまろ)」だけが残された。亀麿とは、南北朝時代に「末代まで家を守り続ける」と言い残し病死した幼児。子孫である五日市家が戦後に緑風荘を開業し、亀麿は「座敷わらし」として槐の間に住み着いた。そして人々に幸運をもたらしている......というのが伝説の由来だ。

 火災発生時、燃えさかる母屋から、この祠に逃げ込んだ子供の影を見たという噂もある。しかし亀麿の霊は、今どうしているのか? 地元の人から話をうかがうため、現地へと出向いてみた。


■座敷わらしはどこに行った!? ...まだいた!!

 広々とした敷地の隅に、亀麿神社はあった。祠の前に置かれたテーブルには、「座敷わらしグッズ販売」の案内が書かれている。1000円のお守りや3,500円の水晶までさまざまだ。これらのグッズは火災の前年、2008年から売り出したもの。同じ年「緑風荘」と、当館の座敷わらしファンの人々とで会費制クラブ「亀麿会」が設立。火災後、会員たちは旅館再建のために寄付金を捻出していたようだ。ちなみに亀麿会は2012年に解散しており、現在は有志により「座敷わらし同好会」が新しく設立されている。

 せっかく来たのだからグッズの一つでも買うか、とテーブル上のブザーを鳴らす。奥の家屋から女将さんらしき人が籠いっぱいのグッズを手に現れた。

「うちは水晶がご神体なので、それにまつわるグッズが多いですね。人形の頭も水晶にしてありますでしょう」

 とのことなので、ボージョボーっぽい座敷わらし人形を一つ購入。

 ちなみに亀麿はまだこの神社にいるのだろうか?

「そうですね、ただアチコチ散歩しているみたいですよ。お客さんの中でも気に入られた方のお家まで行くこともあるみたいです」

 なんと、亀麿くんは今も色々な人の家を訪れているそうなのだ。

「"昨晩、私の家に来ました"とお客様から電話で伝えてもらうんですよ。山形や新潟や長野......いちばん遠くだと沖縄の人もいましたね」

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