【虫薬膳】イライラに効果的!?  ゴキブリ薬膳レシピ

tocana / 2014年4月23日 20時0分

写真

 昆虫料理においてゴキブリは"手間暇かけずに育ってくれる便利食材"として頼もしい存在なのだが、一般的には「昆虫食には興味あっても、ゴキブリだけは遠慮しますっ!」なんて反応も少なくない。

 ゴキブリが火星で進化して暴れまわる人気SFマンガ『テラフォーマーズ』もTVアニメ化されるようだし、大分ゴキブリに慣れ親しむ人が増えてきたのでは! ...なんて思いたかったのだが、いまひとつ魅力に欠けるようで。どうやら"きちんと調理すれば実はおいしい"だけでは皆様の食指が動かないようだ。だったら健康面ではどうだろう? と考えてみたのが、この「虫薬膳シリーズ」のきっかけである。(そうなんです、"シリーズ"なので、しばらく続けさせてください)

 食べ物で健康になるということならば、"医食同源"にヒントがあるに違いない。そこで中医学(中国の伝統的な医学)の考えをもとに作られる薬膳料理において、ゴキブリはどのように考えられているのかを、国際薬膳師である岡央知子さんに教えてもらうことにした。


■ゴキブリには、血行促進効果がある

「薬膳ではゴキブリのことを䗪虫(しゃちゅう)といい、古くは漢方薬(中薬)に配合される生薬に用いられました。古い血をとる働きがあるため、血の巡りが悪い体質で生理トラブルがある人や、気・血の巡りの悪さによる腹痛をケアするのに役立ちます」(岡央さん)

 血の巡りが悪いことを、"お血"と呼ぶのだが、これは女性の不調と深く関わりのある症状。今までゴキブリに遭遇して「ギャア」なんて叫んでいた女子も、これからは"血の巡りを改善してくれる、ありがたい存在"として認識を改めるべきかも!? しかしゴキブリにこんな効果があるなんて、食べなれている筆者でも、正直ちょっと驚き。どこにでもスルスルと入り込む"あの動き"が、滞った血の塊をせっせと運んでくれるイメージが頭に浮かんできてしまう。


■イライラにも効果的

「ゴキブリのお血をとる作用を利用して、婦人科系の悩みに効く薬膳にアレンジしてはどうでしょう。チンゲン菜や黒きくらげ、ターメリックなども血の巡りをよくする食材(理血)ですので、あわせてとることでゴキブリの作用を後押しします」(同)

 そんなアドバイスから生まれたのが、「イライラ怒りっぽく、生理痛に悩む人」のツラい症状を和らげてくれるゴキブリ薬膳。イライラを発散させるネギやショウガ、香草がゴキブリの臭みも消してくれるので、昆虫食初心者にも食べやすい味に仕上がる。...と言いながら冷静に考えると、イライラしている女子にコレを出したら、効能はともかく気分と嗜好の問題で火に油を注ぐような結果になる可能性が非常に高いような気がしてきた。よって"サプライズ"は厳禁であるが、昆虫食に抵抗のない人はぜひお試しを。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
tocana

トピックスRSS

ランキング