【TPP】恐怖! ここまできた、遺伝子組み換え食品!! 巨大サケ、腐らぬトマトetc...

tocana / 2014年4月25日 12時0分

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 今月23日夜、アジア歴訪中のオバマ米大統領が日本に到着した。今回の来日は、こう着する環太平洋連携協定(TPP)交渉を打開する目的もあるとされる。しかしTPP締結後、私たちの生活に大きな変化がもたらされる可能性を指摘する声が、以前にも増して大きくなっている。特に人々の命に直結する、「食の安全」も脅かされるのではないかというのだ。

 「食の安全」に関して最も危惧されているのは、米国から大量の遺伝子組換え食品が流入するのではないかという点だ。長期にわたる遺伝子組み換え食品の摂取が、私たちの身体に与える影響は未知数だ。しかし遺伝子組み換え技術の研究は、今こうしている間にも世界中のバイオテクノロジー企業や研究機関によって進められている。遺伝子組み換え技術によってこの世に誕生した、驚くべき食品を紹介しよう。


■巨大サケ

 米国マサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジー社が開発したのは、この遺伝子組み換えサケ。正式名称は「アクアアドバンテージ・サーモン」だ。危険性を指摘する人々からは、「ミュータントサーモン」「フランケンフィッシュ」などと呼ばれている。

 アトランティックサーモンに、キングサーモンの遺伝子を加えることにより誕生した。通常のサケと比べて、体長は2倍、重さは8倍になるという。さらに2倍のスピードで成長するというから驚きだ。

 米国食品医薬品局(FDA)は、食用として安全で、環境への影響もないと評価しており、近く承認されれば市場への流通が開始する見込みだ。さらにカナダ政府は、この「遺伝子組み換えサケ」の卵をパナマへ輸出することを認可したという。


■ヒトの母乳を出す牛

 中国農業大学の李寧教授たちは、受精した牛の卵細胞にヒトの遺伝子を植えつけることにより、ヒトの母乳に極めて近い成分のミルクを出す牛を誕生させた。2011年の発表時点で、この牛は300頭程度が飼育中だと伝えられている。

 またほぼ同時期に、アルゼンチンの国立農業先端技術研究所(Inta)と国立サンマルティン大学(USAM)も、同様の牛の開発に成功したと発表。「ロシータISA」という名のこの牛は、通常の2倍の体重を持って生まれてきたという。

 これらの「遺伝子組み換え牛」から絞り出したミルクは、ヒトの母乳に含まれるリゾチウムやα-ラクトアルブミンという栄養成分を持っており、開発者たちは揃って安全性を強調している。発表時、中国の研究チームは「10年以内の商品化を目指す」と語った。


 今回は、実際に今後商品化される可能性があると思われる、2つの遺伝子組み換え食品を取り上げた。しかし、世界には他にも「サソリの毒を持つキャベツ」「腐らないトマト」「ゲップをしない牛」などを始めとする、数多くの研究事例が存在している。

 日本では、遺伝子組み換え食品に表示義務が課せられている。遺伝子組換え食品を「売りたい」アメリカ側にとって、この日本の制度は「障壁」であると考えるのは自然な流れだ。果たして、さまざまな遺伝子組み換え食品が、知らないうちに私たちの食卓に上る日がいつかやってくることはあるのだろうか。TPP交渉の行方に注目だ。

tocana

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