「女の唾液を吸うため」42人を殺害した呪術師!!  残酷すぎる儀式とは?

tocana / 2014年4月30日 13時0分

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 世界一イスラム教徒の多い国として有名なインドネシアは、近隣国に比べると凶悪犯罪の発生率がとても低いことでも知られている。その理由には、国民の宗教心があついこと、銃などの武器所持や麻薬が厳しく禁じられていること、(回数によっては死刑にも等しい)鞭打ち刑があること、バリ島など、地域によっては絶対的なカースト制が残っていること等があげられる。

 国民の9割近くがイスラム教徒であるインドネシアには、仏教やキリスト教、ヒンズー教の信者もおり、みな何かしらの宗教を信仰している。そして、同時に彼らの多くは古くより土地に伝わる民族土着の魔術や呪術も信じている。表向きにはタブーとされているが、能力の高い呪術師に大金を払って病気を治してもらったり、願いをかなえてもらったりしている。呪術師による民間治療、黒魔術や白魔術などによるトラブルの報告も数多く、それらを規制する法案もあるが、それでも人々は魔術や呪術を信じ続けているのだ。

 そんなインドネシアで1997年5月、一人の呪術師が逮捕された。男は11年間で42人の女性を殺したのだが、その動機にインドネシア中が大きな衝撃を受けた。

「呪術医として名をあげ、金を儲けるために、70人の女を殺し、死に際の彼女たちの唾を飲む必要があったからだ」と自供したためだ。


■事件発覚の経緯

 1997年4月27日、インドネシアのジャカルタから1500キロほど離れた、北スマトラ州メダン郊外にあるアマン・ダマイという小さな村。サトウキビ畑で作業をしていたある農夫が、畑の奥深くに土が異様に盛り上がった場所があることに気付き、村長に連絡した。少し掘ってみると腐敗臭が漂ったため、村長は軍に連絡。「動物なのか人間なのか掘り起こして確かめるように」との指示を受けた村長は、日没後に男たちを集め、大勢の村人が見守る中で掘り起こし作業を行った。結果、すぐに人間が埋められていることが分かったが、腐敗臭があまりにも凄まじく、掘り出すのに多くの時間を要したという。村長からの通報を受けた警察は、殺人事件として捜査を開始。被害者は21歳のスリ・ケマラ・デヴィであることが判明した。

 遺体となって発見される3日前、スリは家の用事をすると言い残し外出していた。しかし、実は呪術師の「ダトゥク」こと、アハマド・スラジに会いに行っていたことが目撃者の証言で判明する。警察はすぐにアハマド宅を家宅捜査し、彼女のバッグや服、宝石を発見したが、アハマドは殺人とは無関係だと主張。掘りこした現場で祈りを捧げ、遺族にも面会し、「自分が人殺しをするわけがない」と言い張った。しかし死亡推定時刻などから、彼以外に犯人はいないと確信した警察は、4月30日にアハマド(当時45歳)をスリを拉致し殺害した容疑で逮捕。前科者でもあったアハマドには余罪があるとにらんだ警察による訊問の結果、最初は「証拠がない」と黙秘していたアハマドが、これ以上隠し切れないと堪忍したのか、あっさりスリの殺害を認めた。続けて、1986~1997年の11年間にわたって、11~30歳の女性42人を殺害したとスラスラと自供し、「捕まると思っていなかった。自分が殺しをし、彼女たちが殺されることは運命なのだと受け止めていたからだ。だからどこにも逃げなかったし、隠れもしなかった」と言い放つ。

tocana

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