ザックは世間の空気を呼んだ!? “大久保サプライズ“が起きたワケ

tocana / 2014年5月13日 17時45分

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 2014FIFAワールドカップブラジル大会に臨む、日本代表メンバーが発表された。記者会見場となったグランドプリンスホテル高輪内にあるプリンスルームには、メディアが大挙し、かつ民放メディアが生中継を行うということもあり、いつもの会見とは違う雰囲気が漂っていた。14時に始まった会見は、簡単な挨拶が終わると、間髪入れずにザッケローニ監督がブラジルW杯に召集する23人の名前を読み上げた。

「カワシマ、ニシカワ、ゴンダ、コンノ、イノハ、ナガトモ、モリシゲ、ヨシダ、サカイヒロキ、サカイゴウトク、エンドウ、ハセベ、アオヤマ、ヤマグチ」

 サッカー関係者たちが予想した名前が読み上げられていく。

「オオクボ」

 驚きの名前に記者会見場が沸き、すぐにtwitterトレンドに『大久保』というワードが入った。

 サッカー日本代表には、大久保嘉人以外にも、サプライズの歴史がある。

 1998年には、カズこと三浦和良が落選というサプライズがあった。その後はサプライズ選出がスタンダードになり、2002年に中山雅史と秋田豊。2006年には巻誠一郎。2010年には川口能活がサプライズ選出された。そのたびに、記者会見場がどよめくのが恒例となっているが、今回はサプライズがないと思っていた記者が多かったようで、当落線上にいた青山敏弘の名前で何人かが感嘆の声をあげてしまった。それくらい、他にサプライズが起こると思っていなかった証拠でもある。
「ザッケローニ監督は、基本的にメンバーを固定します。特に、守備陣を大幅に変えることはない。闘莉王待望論もあがっていましたが、それは希望的観測で、実際に選出されると思っていた元日本代表選手たちや記者は少ない。また、自分の戦術に選手が合うかを見極める監督でもあるので、特殊なタレントを持った選手を選出することもない。佐藤寿人が選ばれず、万能系のFWが選ばれていたのが最たる例です。そこから総合すると、サプライズが起こる可能性はないと思っていました」(サッカー関係者たち)

 そんななかで、なぜ大久保嘉人がなぜ選ばれたのか?

「ザッケローニ監督は、意外とメディア報道を気にしているみたいなんです。というよりも、外国の監督は、メディア報道を気にします。世論が何かしらのサプライズを期待していたのは、ザッケローニ監督も知っている。とは言え、闘莉王や塩谷司など守備の選手をサプライズ選出するのは、ザッケローニ監督の選考に反する。中村俊輔も、戦術に合わない。そうなると、大久保が一番良いワケです。会見では、大久保を今まで一度も選出しなかった理由を『それ以外の選手たちにチャンスを与えたかった』と答えていましたが、実際はメディアやチーム、世論のバランスを考え大久保を選出したといったところでしょう。大久保待望論がなければ、サプライズ選出は起きなかったといっても過言ではありません」(同)

 2002年と2010年のサプライズ選出は、結果としてチームに良い結果を生んだ。今回のサプライズ選出はどうなるか。6月15日から始まるブラジルワールドカップが楽しみで仕方ない。
(TV Journal編集部)

tocana

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