人は死を目前にして何を見るのか!? 実地調査で開かれつつある“天国の門“

tocana / 2014年5月29日 20時30分

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 臨終を前にして本人は何を知り、何を思うのか...。愛する人間の死の間際に、親類や親しい知人友人は何を感じるのか...。身近で死に立ち会う医師や看護婦から見て、人間の死の直前には、何か共通する現象が起こっているのだろうか。人間の死生観にとってあまりにもデリケートな問題であるが故に、これまで省みられることなかったこの領域に、本腰を入れて取り組んでいるのがカナダ人女性作家のパトリシア・ピアソン氏である。

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■父と姉の死に直面して得た体験とは

 死期を迎える本人とその身近な人々の神秘体験を、実地に調査して考察した新作ノンフィクション『Opening Heaven's Door』を5月に出版したパトリシア・ピアソン氏が、自著の内容について綴った記事を「Daily Mail」紙に寄稿している。

 記事の中でピアソン氏は、手はじめにかつて自らの身辺に起こった"神秘体験"を述べている。

 彼女の父は、ある日の早朝に家族(母と彼女)の者には全く思いがけない形で急死を遂げてしまった。暫くして、実家から100マイル離れた土地で別居している姉に、母から電話で父の死が伝えられのだが、驚いたことにちょうど父が旅立った明け方、ベッドの中で姉は父の存在を確かに感じたのだという。

「ベッドの中で幸せな感覚が押し寄せ、私の頭に父の手が触れるのを感じたの。そして次に、私たちの幸せな未来を写した映画のような映像を見たのよ」

 家族はすぐにはこの話を信じなかったが、今ではきっと父があの世へ旅立つ前に、離れて暮らす娘のもとへ立ち寄ったのだ、と考えるようになっているという。

 この話は、悲劇的な後日談を交えてさらに続くことになる。実は離れて暮らす彼女の姉は末期がん患者であったのだが、父の死後ひと月ほど経った頃、姉の病状は致命的なまでに進行し、末期医療病棟の入院ベッドで死を待つだけの容態になってしまったのだった。ピアソン氏をはじめ家族は、足繁く彼女のもとへと通う日々が続いていた。

 病魔と治療で衰弱しきっていた彼女ではあったが、死亡日の10日ほど前から、どういうわけかその容貌が血色を帯びて幸せそうな表情へと変化し、家族には見えない誰かに向かって語りかけていることが多くなったという。

 幸せそうにする一方で、彼女は正確に自分の死期を把握していたふしがあるという。死亡時刻の48時間前になって彼女は、「私は出かけます」と口にしたのだ。さらに逝去の数時間前にも同じ発言を繰り返し、それから暫くして息を引き取ったのだった。病院の判断では、彼女の余命はおよそ2年以内という大まかな予測しかなかったという。

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