死者はあなたを見守っている ― 実地調査でわかった、愛する者の死と、残された者のその後

tocana / 2014年6月3日 13時0分

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 日本語の表現にも「虫の知らせ」や「胸騒ぎ」、「不穏な雰囲気」など超自然的な感覚をあらわす言葉がある。親しい人が危機にあるとき、不意に何かを感じることがあるといわれているが、こうした事例を収集、分析することでこの謎に大胆に切り込み、現在注目を集めているのがカナダ人女性作家のパトリシア・ピアソン氏である。5月に出版した新作ノンフィクション『Opening Heaven's Door』の内容を踏まえて自らのフィールドワークの一部を紹介した非常に興味深い記事を「Daily Mail」紙に寄稿している。

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■約2割の者が親しい人の死を「普通ではない」方法で知る

 英ウェールズ、日本、オーストラリア、アメリカで行われた国際的な研究では、身内の者を亡くした遺族の者の53パーセントが、死者からの何らかのサインを感じとったことがあると報告している。

 そのサインとは死者の存在を身近に感じたり、実際に声を聞いたり姿を見たりするというケースであり、この現象を「悲哀の幻覚」と研究者たちは名づけた。

 心理学者のエランドル・ハラルドソンは2012年に、身近な人の死を経験した者の340にものぼる事例を分析した包括的な研究論文を出版した。

 研究によれば事例のおよそ4分の1の者に、親しい人間の死後1時間から24時間の間に「悲哀の幻覚」が起こっていた。さらに驚くべきはその中の86パーセントの者は、「普通ではない」方法で彼らの死を知ったということだ。

 その「普通ではない」伝達方法の約半数は、夢の中で彼らの死を知らされるケースである。

 ミュージシャンのロニー・マクギルがピアソンに話したところによれば、彼の父が亡くなった夜、彼は夢の中でベッドで眠る父の身体を抱きしめたという。

 しかしその次の瞬間、夢から目覚めた彼はどういうわけか部屋で一人立ち尽くしていたのだった。もちろんベッドには父の身体はなかった。

 夜が明けて朝、彼は母親からの電話で父の突然の死を知らされることになる。......これをはたして偶然の一言で片づけられるのだろうか。


■双子の60%はテレパシーを実感
 
 双子は人間関係の親密度においてひとつのモデルケースになり得ることから、離れた土地に別れて暮らす双子を被験者にした興味深い研究がある。

 別の場所にいる双子のそれぞれの脳波を測定できる状態で、双子の一方に目を閉じるように命じると、脳のアルファ派は命じられた本人だけでなく、離れた土地にいるもう一方の者のほうも同時に強まるということだ。

tocana

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