“西の毒婦“と「SAY YES」!? 鳥取連続不審死事件から4年半。あのデブ専スナックは今...

tocana / 2014年6月16日 8時0分

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 事件記者が綴る暗黒のアナザーストーリー。

【西の毒婦と「SAY YES」】

 借金の返済を逃れるため、男性2人を殺害したとして殺人などの罪で逮捕・起訴され、今年3月の控訴審判決で一審死刑判決が支持された鳥取市の元ホステス上田美由紀被告(40)=上告中。

 美由紀被告と被害者の"馴れ初め"は鳥取市内のデブ専門スナックだった。2009年11月の事件発覚から4年半が過ぎ、日本で最も人口が少ない県で起きた事件の衝撃は薄れつつある。だが、件のスナックは煌々とネオンを点し、男たちは微妙な魅力に惹かれていた。

 事件の舞台となったスナックは、鄙びた歓楽街の裏通りにある。判決文によると、美由紀被告は2009年4月、日本海の海岸でトラック運転手の男性(47)に睡眠薬を飲ませて溺死させた。男性は迫る美由紀被告に相当な金額を貢いでいたが、キリがないため270万円の返済求めていた。

 また、DVDプレーヤーなど高級家電53万円分を買いあさったが、ツケを催促した電気店経営の男性(57)を、同様の手口で山間部に近い川で殺害した。公判で美由紀被告は同居の男性(50)の犯行説を主張。この男性とトラック運転手は件のスナックの常連客だった。


■美由紀被告が働いていたスナックの"敏腕"経営

 美由紀被告は地元の高校を中退後、結婚情報センターの事務員として勤務したが退職。市内のスナックを転々とした後、ヘッドハンティングされて2005年11月から2年間、問題のスナックで勤務していた。

「ここのママはコスい。事件直後、殺到した報道陣を招き入れ、『美由紀ネタ』を有料で情報提供した。うちも1万円取られたよ」と図太い商魂を証言するのは地元記者の弁。

 元常連客は「生活保護や年金で糊口をしのいでいるお年寄りが夕方になるとフラフラとやってくる。全部ツケで、年金の支払日にまとめて払うシステムになってるんだよ。ホステスのオバちゃんがブラやパンティの中に手を入れさせてくれるのが、じいさんたちに大ウケしてるんだよ」と苦笑いする。

裁判でも、検察側が「ふくよかな女性が好きな人が集まる飲食店」と表現したスナック。恐る恐る潜入してみると、ママはすでに70歳オーバーな感じ。ホステスはわずか2人で、リーダーとして仕切るホステスも60代ぐらいのおばあちゃんだ。「ふくよか」といえば過言でもないが、むしろ萎んだ感じに見える。

「にいちゃん、うちも1杯もらってよいか? 体つきいいなぁ。お腹すいてないか?  おいしい煮込みのつまみあるでぇ」。矢継ぎ早に迫るおばあちゃん。あれよあれよといううちに料理や酒が並ぶが、どれもきちんと料金をカウントされている。

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