死にそうになった時に現れる「第3の男」 多くの者が“見た“と証言(科学者研究)

tocana / 2014年6月24日 15時0分

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 霊的な経験をした多くの人物から実際に話を聞くと共に、残されている記録を広範囲にわたって収集、分析して書き上げた『Opening Heaven's Door』は人間の死について改めて考えさせてくれる一冊だ。著者のカナダ人女性作家、パトリシア・ピアソン氏が、戦争の最前線に赴いた取材記者や911テロ被害者、航空機事故の被害者が、絶体絶命の状況の中からいかにして助かったかのかを綴った。

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■戦地の塹壕の中で再会した兄

 1917年、第一次世界大戦の最中、フランスの最前線の塹壕のテントの中でウィリアム・バード記者は何者かに身体を揺すられて目覚めた。戦場記者として軍隊に同行し、ここ数日精力的に最前線を取材していた彼は、疲れきっていたこともありこのとき深い眠りに落ちていた。身体を揺する忌まわしい手を払いのけようとした彼だったが、その手は、緊急事態を告げるように激しく執拗に彼の身体をゆすり続けた。

 眠い目をこすりながら目を開けたバード記者は、しつこく自分を起こそうとする者が、2年前に戦地で消息不明になったはずの兄、スティーブであることを認めた。

 突然の兄との再会に思わず声を張り上げそうになった記者であったが、次の瞬間、兄の手が彼の口を塞ぎ、事態は緊急を要するものであることを暗に示した。

 落ち着きを取り戻した記者に向かって、次に兄はテントの中の寝袋とライフルを取ってくるように促し、「今からすぐに出発する」と言い放った。

 テントの中ではまだ寝ている兵士もいたため、なるべく物音を立てずに身支度を整えた記者は、兄に急かされてテントを後にした。兄がここに自分がいることをどこで知ったのか尋ねようとしたが、その時点では兄に質問する時間的余裕は一切なかった。

 やがて、質問できそうなタイミングが訪れた。「兄さん、僕たちはどこへ向かっているんだい?」と記者が兄にようやく訊ねた次の瞬間、前進を止めた兄は手持ち無沙汰に辺りを行った来たりした後、なんと姿を消してしまったのだ。

 記者は必死になって兄の姿を探したのだが...。後になって思い返してみれば結局のところ、この時の記者はどうやらまるで夢遊病者のように、眠ったまま塹壕の中をフラフラと歩いていたようだった。そうでなければ、兄が黙って再び行方をくらますことは考えられないからだ。記者は歩きながら夢を見ていたのだ。

tocana

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