視覚障がい者の暮らしに革命を! “見える“ようになる「スマートメガネ」が登場!!=英

tocana / 2014年6月30日 19時0分

写真

 テクノロジーが常に素晴らしいものであるとは限らない。最新兵器の様に人間を傷つけるテクノロジーも存在する。しかし、これは正に人間の生活を向上させる素晴らしいテクノロジーだ。今回、視覚障がい者用の"スマートメガネ"が発明された。着用することによって、周囲の動きや相手の表情を見る事が可能になり、価格もスマートフォンより安くなる予定だという。家で閉じこもりがちな目の不自由な人々が、ショッピングセンターや街の店まで独りで歩けるようになるのだ。

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2014/06/post_4372.html】


■"スマートメガネ"はどうやって作動するのか

 このスマートメガネは、メガネのフレームに取り付けられたビデオカメラ、ポケットに入るほど小さいコンピューター処理装置、近くの物体のイメージをメガネの透明なディスプレイに映し出すソフトウェアなどで構成されている。試作品はかなりの大きさだが、研究者達は製品化の段階では大きめのサングラス程度にする事を念頭に置いているという。まずは、そのメカニズムを見てみよう。

●メガネの働き
・何千もの赤外線ビームがメガネより発射される
・メガネには同時に通常のビデオレコーダーも装着されている
・赤外線カメラは物体から反射される点を読み取り、コンピューターにその情報を送る。
 点の位置が物体の形と距離を示す。
・2つのカメラからの画像が合わされ、メガネに映し出される。
 より近い物体はより明るく示される。
・カメラはバスの番号のような文字情報もスキャンし、イヤホンにつなぐ

 今回のスマートメガネは、残念ながら完全に視力を失っている全盲の人々には効果がない。しかし、視覚障がい者とされている人の多くは、実はまだ光を感じられるという事実が最近の研究によって浮かび上がってきたという。そのため、研究者達は約10万人のイギリス人がこの発明によって利益を得ると考えているようだ。

 現在イギリスでは36万5千人が視覚障がい者として登録されており、その半数近くの人々が、毎日何らかの必要があり外出している。研究リーダーであるステファン・ヒックス博士は、「これは、視覚に障がいがある人々に独立性と自信を与え、生活の質も向上させるものです」と話す。また、スマートメガネの着用によって人の表情など細かい部分も見る事が可能となるケースがあるため、人付き合いもより自然にできるようになると考えているようだ。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
tocana

トピックスRSS

ランキング