生きた筋肉で“ビクンビクン“動く生体マシン「バイオボット」が気持ち悪スゴイ!

tocana / 2014年7月15日 16時0分

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 今なおファンが多い『新世紀エヴァンゲリオン』だが、それまでのロボットヒーローとは何かが違っていた...。そう、機動戦士ガンダムなどがメカニカルな巨大ロボットであるのに対し、エヴァンゲリオンはボディの装甲を外すと眼球や筋肉などが見えてくるという、ちょっと気味が悪くもなる人型バイオ兵器だからだ。

 この"エヴァ"のような、ちょっとキモい(!?)かもしれない「生体ロボット」の開発が今、急ピッチで進んでいることを「Daily Mail」の記事が伝えている。なんと、生きた筋肉を動力源に"2足歩行"するロボットが登場したのである。


■バイオボットは生体マシンの開発の要

 米、イリノイ大学の研究チームはこのたび、研究室で培養した骨格筋を移植して作成した、歩く生体ロボット「バイオボット(bio-bot)」を初公開した。このバイオボットは全長1cmにも満たない小さな生体マシンで、電流の刺激で歩行速度をコントロールすることが可能。新世代の生体ロボット開発を切り開く足ががりになるとして今、注目を集めている。

 この研究論文はオンライン版の「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)」に掲載され、研究チームのリーダー、ラシッド・バシャール氏とアベル・ブリス氏は「このバイオボットは、今後のあらゆる生体マシン開発の要となります」と語り、「工学と生物学を統合して、環境や医療分野で役立つ生体ロボットの開発を進めています」と将来の展望を述べている。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/07/post_4447.html】

 今回公開されたバイオボットは3Dプリンターで作成された柔軟なハイドロゲル(親水性ゲル)を骨格に、培養した骨格筋を移植した生体ロボットだ。電流の周波数を変えることによって、歩行スピードを3段階に変速できることも実証されている。


■バイオボットには"零号機"があった

 ラシッド・バシャール氏とアベル・ブリス氏は生体ロボット開発の先駆者で、実は2012年にも"歩く"生体ロボットを開発して世間を驚かせている。

 しかし、その時の生体ロボットはネズミの心臓の筋肉(心筋細胞)を使っていたため、コントロールが難しかったという。なぜなら我々の胸に手を当ててみれば明らかなように、心筋細胞は自発的に収縮し常にスイッチ"オン"の状態であるからだ。

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