54年間、口が消えた男!? 狼に噛みちぎられた傷を再建へ =中国

tocana / 2014年7月18日 21時0分

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 今月16日、中国の四川新聞網が報じた「口の再建手術に臨む男性」のニュースが、衝撃的な写真とともに話題を集めている。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/07/post_4471.html】

 記事によると、この男性は貴州省鎮遠県の山間にある村に暮らす吴秀友(ウー・シューユー)さん。現在65歳の彼は、11歳の時に野生のオオカミに襲われ、口から顎にかけての顔面を噛みちぎられてしまったようだ。何とか一命は取り留めたものの、貧しかったために再建手術を受けることができず、その後の彼は口を失った状態のまま生きることを余儀なくされた。

 流動食しか口にすることができなくなった上、容姿を気にして学校に通えず、結婚することもできなかったウーさんは、農業に勤しみながら生きてきた。常にヨダレが垂れてしまうため、やむを得ず外出する時には常にマスクを着用していたという。まさにオオカミの襲撃によって彼の人生は崩壊してしまったのだ。

 しかし苦節54年目の今年、ついにウーさんの人生に希望の光が射す。村人たちが共同で手術費用を捻出し、その返済も一部免除してくれることになったのだ。そして、彼はとうとう口の再建手術のために病院を受診することができた。今回手術を担当する四川大学華西医院の外科医、陳飛(チェン・フェイ)氏は、

「手術ではウーさんの上下の唇、そして顔の筋肉を再建します。足から筋肉を移植し、たくさんの神経や血管を縫合しなければならない」
「患者の口は完全に失われ、顎も歪んでいます。過去15年に手がけた手術の中でも、もっとも困難な手術になるでしょう」

と語り、すでに北京市や成都市、楽山市などで活躍する専門医たちにも助言を求めたことを明かした。10時間かかると予想される大手術には、10の専門分野から20名の医師が参加するという。ちなみに、チェン医師は手術の費用を請求しないことを決めているようだ。

 さて、今後1回目の手術では、まずウーさんの歯が再建され、次の手術は6カ月後となる予定だ。ウーさんの手術が無事に成功し、彼が人生を取り戻せることを祈ろう。

tocana

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