行方不明・撃墜、両方のマレーシア機に乗る予定だった男がいた!! 彼はなぜキャンセルしたのか!?

tocana / 2014年7月22日 19時0分

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 今月17日、内戦の続くウクライナ東部において、マレーシア航空MH17便が撃墜され、乗客乗員298名全員が死亡した。国際調査団による報告を待たずして断定することはできないが、ロシアの支援を受けた「親ロシア派(分離独立派)」による誤爆との見方が強まっている。

 マレーシア航空機は、今年の3月にもMH370便が飛行中に突然消息を絶ち、依然行方不明のままとなっている。乗客乗員239名の生存も絶望視されている状況だ。つまり同航空会社をめぐっては、わずか5カ月の間に2件もの極めて深刻な悲劇が発生したことになる。

 いまだ多くの人々が衝撃と慟哭に震えるなか、ある奇跡のニュースが欧米で報じられ話題となっている。今月20日付けの英紙「テレグラフ」によると、MH370便とMH17便の両フライトへの搭乗を予定していながら、ともに寸前のところで予定を変更し、難を逃れた男性がいるというのだ。

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■2度にわたる奇跡的なフライト変更

 その人物とは、オランダ人のマールテン・デヨンゲ(29)さん。マレーシア・トレンガヌ州の自転車レースチームに所属しながら、世界各地の大会を股にかけて活躍するプロのサイクリストだ。

 今年の3月、彼は消息不明となったMH370便に搭乗する予定となっていたが、乗り継ぎ時間を節約するため、出発の1時間前にフライトを変更していた。そして今月、彼は撃墜されることとなるMH17便への搭乗を予定していたが、運賃の節約のため、またも直前でフライトを変更していたというのだ。

 2度にわたる奇跡的なフライト変更について、オランダの放送局「RTV Oost」によるインタビューを受けた彼は、「このような事実にただただ絶句するしかなかった」「信じられないような話だが、今こうして自分が無傷でいることに安堵している」とした上で、

「犠牲者と遺族には心からお悔やみを申し上げます」
「多くの人が亡くなったという事実に比べれば、私の話など取るに足らないものです。遺族に多くの支援が寄せられるよう望んでいます」

と答えている。またデヨンゲさんは、このような経験の後も航空機に乗ることを恐れていない様子だ。「極端に怖がるべきではない。どこにも行けなくなってしまう」として、今後フランクフルト経由でマレーシアに向かう予定だと明かした。


■一方、度重なる悲劇に襲われた人も......

 さて、今年立て続けに発生したマレーシア航空機の事件では、デヨンゲさんとは対照的に、度重なる悲劇に打ちのめされた人々も存在する。

 オーストラリア人女性ケイリーン・マンさんは、3月のMH370便で弟とその妻を失い、今月のMH17便では義理の娘を失った。遺族にとっては、2度も内臓を引き裂かれる思いであったという。また、マレーシア航空の客室乗務員インタン・マイズーラ・オスマンさんは、MH370便で夫を失い、MH17便で多くの親友を失ったと伝えられている。


 犠牲者や遺族は、航空史上に残るこれら2つの事件の全容が、政治的な意図に左右されることなく1日も早く解明することを望んでいる。

tocana

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