【マレーシア航空機事故】凄惨な遺体写真をカラー掲載!! 週刊誌はどこまで残酷描写ができるのか?

tocana / 2014年7月26日 9時0分

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 7月17日にウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配する地域でマレーシア航空機が撃墜された。ウクライナ内務省は乗客乗員をあわせた295名全員が死亡したと発表した。

 事故を受け、7月25日に発売された写真週刊誌「FRIDAY 2014年8月8日号」(講談社)では冒頭にカラー5ページに渡って、墜落直後の現場の様子が掲載されている。

 記事は事故発生から約2時間後に現場に到着したフォトジャーナリストが撮影したものだ。現場への規制が入る前に撮影されており、まさしくスクープといえるだろう。

 掲載された写真は、顔にぼかしがかけられているものの、シートベルトをしたまま座席ごと飛び出した遺体や、頭が割れて流れ出た脳髄、道路に転がる足など、凄惨な現場の様子がそのまま映しだされている。

 センセーショナルな記事だが、死体そのものがカラーで週刊誌に掲載されることはあまりない。遺体の掲載などに関して何か基準のようなものは存在するのだろうか。

「遺体の取り扱いについて、一律の基準というものは存在しません。各雑誌の編集部、出版社によってケースバイケースです。当然、記事の時事性や衝撃度が高いものならば掲載されます。少年犯罪での実名報道などもその例ですね」(元週刊誌記者のジャーナリスト)

 2011年3月に発生した東日本大震災では、多くの犠牲者が出たが、遺体の写真などが大きく掲載されることはなかった。

「震災は国内で発生し、犠牲者も多数出たため、遺族への配慮もあったのではないでしょうか。実際、海外メディアは遺体の報道は行っていましたからね。今回の撃墜事故は海外で起きたことであり、邦人の被害者もいない。客観的な立ち場に立ちやすいため掲載に踏み切ったのではないでしょうか」(前出・同)

 さらに、遺体などの掲載に関しては別個の判断基準も存在するという。報道の内容に関する正当性といった議論ではなく、商売の論理がそこには働く。

「コンビニでの売り上げがメインのムックや雑誌の場合は、残酷な描写は掲載できません。コンビニの場合、弁当、おにぎり、飲み物といった食料品が売上のメインです。そのため、清潔感を削ぐようなものや、見た人が不快感をもよおす内容は避ける傾向にあります。コンビニから通達があったわけでなく、置いてもらえなくなるかもしれないということから、各出版社が自主規制をしているようです」(前出・同)

「FRIDAY」はコンビニ以外にも、キオスクや書店などでも幅広く販売されている。今回の墜落現場の写真掲載は記事のインパクトを優先したものと言えるだろう。
(文=平田宏利)

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