もしも核戦争が起きたら...? コンピュータが予測する、過酷すぎる地球の状態!!

TOCANA / 2014年7月26日 13時0分

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 SF映画や小説において、核戦争後の地球は人気のある舞台設定として頻繁に取り上げられている。しかしこのような世界を、決して単なる想像の産物と言い切ることはできない。なぜなら、核戦争は実際に起こり得る"人災"だからである。


■「核戦争後の地球」シミュレーション

【画像などはコチラ→http://tocana.jp/2014/07/post_4506.html】

 今回、「核戦争後の地球」に関する最新の研究結果が、米国人科学者4名からなるチームによって発表された。これは、「限られた地域における核戦争」の後に起こるであろう事態をモデル化したものである。その結果を要約すると、世界的な温度低下(2~3℉)と年間降雨量の9%減少というもので、素人目にはそれほどショッキングには思えない。しかしこの変化は、地球の気温が過去1000年の間で最も低温となることを意味しており、農業の不作と飢饉を起こすのに十分であるというのだ。

 では具体的にどんな事が起こるのか、見てみよう。まず、核弾頭100個(1つの核弾頭は米国が広島に落とした原子爆弾と同サイズ)がインド半島上で爆発したとチームは仮定した。

 これは、インドとパキスタンの核戦争を想定したためであるが、その理由は、インドとパキスタンは、他国(例えば米国、ロシアや中国)と比較すると、核保有量が比較的少ない。つまり、まず少量の核が地球に与える影響を考えれば、巨大サイズの核の影響も想定できると考えたのだ。では、実際どんなことが起きるのか? 以下にまとめてある。

※インドとパキスタンが核戦争を起こした場合

1、 5メガトンの黒いカーボンが、すぐさま大気圏に入る。黒いカーボンは燃焼物質から作られ、地表に到達する前に太陽からの熱を吸収してしまう。その後、一部は雨に混じって降り注ぐ。

2、1年後、地球表面の温度は華氏2度ほど低下する。さらに5年後には、地球は平均して以前より華氏3度寒くなる。20年後に地球は再び暖かくなるが、それでも核戦争前の平均よりも低温となる。

3、地球が寒冷化する事により、降雨量が変化する。戦争の5年後、地球上の降雨量は9%減少、26年後には4.5%減少する。

4、地域にもよるが、核戦争の2~6年後に、穀物の成長時期が年10~40日短くなる。

5、大気の化学反応が、地球上の生物を紫外線から保護しているオゾン層を侵す。戦争後5年でオゾンは20~25%減少し、10年後にはやや回復するが、それでも8%減少した状態のままとなる。

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