これぞ日本の技術と伝統美! 世界で話題沸騰中の「3D超絶技巧顔面メイク」動画!!

tocana / 2014年8月20日 15時0分

写真

 目の前の人間の表情を瞬時に"変身"させる映像技術「3Dフェイスマッピング」動画を動画投稿サイト「vimeo」に掲載した日本人映像作家・浅井宣通氏が、公開1日で100万回の再生回数を越え、8月18日に英「ハフィントンポスト」に掲載されるなどして、現在注目されている。

【動画は、コチラ→http://tocana.jp/2014/08/post_4677.html】

 この動画では、ビョークの「ホモジェニック」を彷彿とさせる能面のようなモデルの顔をベースに、映像技術によって"メイク"を施すのだが、顔の表情だけではなく、質感までが変化するところが面白い。金属製の肌から、鏡のような反射する肌へ、そして液体のような質感に切り替わる瞬間は圧巻だ。さらに、顔全体をトラッキングしていることで、モデルが首を振るなどの多少の動きにも反応できるようになっている。

 この技術を開発した浅井宣通氏に話を伺った。


■一問一答インタビュー

 制作意図を教えてください。

浅井「この動画は、『ハイテクノロジーを使ったら、どれくらい面白いエンターテイメントを生み出せるか』ということに、チャレンジをしたいと常々思っていたなかで生まれた作品です。作品のテーマとしては『日本人としての伝統的な精神的ルーツ』。つまり、凛とした日本的な美意識や、義に生きる武士道的な精神性を表現して、そこにさらに、ハイテクノロジーに囲まれた現在の環境や細分化していくオタクカルチャーなどをミックスして1つの表現におさめたいと思っていました」

 なるほど、ところで、フェイスマッピングとは何でしょう? 簡単に教えてください。

浅井「質問の意図とは少し違うかもしれませんが、前々から顔というのはすごく繊細かつ、強力なメディアだと感じていました。たとえば、リップの色や、アイシャドー1本で、まったく別な印象に見えてしまいますよね。ですから、プロジェクションマッピングを顔にあて、フェイスマッピングとしてイメージをコントロールしたときに、どんな強力な表現が生まれるか? ということにとても興味を持っていました」

 顔ってデコボコしているので、マッピングが難しいうえに、映像では顔が動いてもそのままメイクが施された状態が保たれていましたが、カメラの品種や制作ソフトを教えてください。

浅井「トラッキングのためにOpti trackというIRセンサーを使っています。kinectと似ていますが、精度と反応速度がとても早いので、今回のように顔のディテイルの精度や動きに対する反応速度が重要なものではとても向いています。プログラムはすべてプログラム言語C++で書いています。そのため非常にレイテンシー(遅延)が少なくなりました。チームメンバーの一人でフランス人のポールというプログラマーが類まれなスキルを発揮してくれましたよ」

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
tocana

トピックスRSS

ランキング