毒グモが知らしめるポールシフト!? 日本の熱帯化が止まらない!

tocana / 2014年8月23日 19時0分

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 7月28日に鹿児島市の鹿児島大学構内で、映画などでもお馴染みの毒グモ・タランチュラが発見された。

 タランチュラは、見た目が個性的で、毒性は弱く、変わり種ペットとして人気がある。だが、弱いと言っても毒は持っており、一度噛まれると死に至ることはないが、痛みを伴い、患部が腫れてしまうこともあるので注意が必要だ。

 今回発見されたタランチュラは、大学構内の研究室などでの飼育情報がないため、一般家庭で飼育されていたクモが逃げ出した可能性もあるという。

「過去にもペットのタランチュラが住宅街に出現し、騒動となる事件はありました。ケガを負うことも恐ろしいですが、もっとも注意しなければならないのは繁殖している可能性です」(サイエンスライター)

 タランチュラは熱帯原産の毒グモである。鹿児島県は日本の中では南にあるとはいえ、冬は冷え込み雪も降る。そうした環境でも生活できるのだろうか。

「毒グモも野ざらしで生きるわけではないので、民家の軒下など暖を取る場所さえあれば、冬でも生きていけますよ。実際、オーストラリア原産の毒クモであるセアカゴケグモは、日本で越冬を繰り返し、宮城県でも繁殖が確認されています。これには世界的な温暖化の影響もあるでしょう」(前出・サイエンスライター)

 温暖化どころか、最近では6月に北海道で猛暑日が連続し、観測史上最高の37.8度を記録。日本そのものが"熱帯化"しているようにも見える。

「日本の"熱帯化"をもたらしたのは、"ポールシフト"という現象が原因だという説もあります。

 地球は地軸に対して傾いていますが、その地軸の中心点が動く現象をポールシフトと呼ぶそうです。これが発生すると地球の傾きが大きく変わり、日本はより太陽に近づいてしまうため、暑くなる。その一方で、太平洋の対岸にあるアメリカは、より寒くなる、ということらしいです。今年はじめに北米大陸を襲った大寒波も、ポールシフトが起きているとするならば説明も付く、とこの説の支持者たちは話していますね。

 ですが、ポールシフトが発生すると、現状で騒がれている天候変化よりも加速度的に天候異常が起こるため、はっきり起こっているとは言えないと思うのですが...」(前出・サイエンスライター)

 地軸の移動はさておき、日本の"熱帯化"は、数年前よりは確実に進行しているともいわれ、このままの環境が定着した場合は、マラリアなど熱帯性の伝染病の流行も懸念されているという。

「現在でも、マラリア原虫を宿したハマダラ蚊が飛行機の貨物などに紛れて日本へとやって来て、空港周辺の住民に感染する"エアポートマラリア"が報告されています。戦前の日本でも衛生環境の悪さなども手伝いマラリアは全国的に流行していたんです。ですがそれは、感染しても軽症で済む三日熱マラリアが主流でした。このまま熱帯化が進むと、マラリアの菌に適合した環境になり、進行すれば死亡に至ることもある熱帯性マラリアの流行もありえますよ」(前出・サイエンスライター)

 タランチュラの出現は"熱帯化する日本"の予兆なのかもしれない。
(文=平田宏利)

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