【人体の驚異】8本の手足を持つ赤ちゃん ― 兄弟を“吸収“する症状「寄生性双生児」とは!?

tocana / 2014年9月12日 7時0分

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 ウガンダで、4本の腕と4本の脚を持った赤ちゃんが生まれたとして話題となっている。"余分な手足"を取り除くための手術は無事に成功し、現在の容態は安定しているようだが、このような姿の新生児が誕生した原因とは一体――。

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 英紙「The Daily Mail」が今月10日に伝えたところによると、赤ちゃんの名前はポール・ムキサくん。彼は3カ月前、ウガンダ東部の小さな村で生を受けた。2人分の手足を持っていたポールくんの誕生を受け、両親はすぐに地元の病院へと駆け込んだ。

 しかし病院側は、「ここでできることは何もない」として、首都カンパラのムラゴ病院を紹介。医療設備の整ったムラゴ病院での診察により、ポールくんは「寄生性双生児」と呼ばれる症状であることが判明する。そして、切除に耐えられる身体となるまで成長するのを待ってから、先月18日に手術が行われた。

 極めてまれな症状である寄生性双生児だが、世界ではこれまでに複数の報告がなされている。一卵性双生児の受精卵が分離する際、原因不明の異常が生じ、一方がもう一方に結合したり、吸収されることで生じた症状であるという。"寄生した側"の子どもに脳や肺、心臓があれば生きている可能性もあるが、今回は違ったようだ。双方が"生存している"結合双生児の分離手術と比べれば、寄生性双生児の切除手術は容易であるとされているが、臓器や関節などが結合してしまっていることもあるため、危険を伴うものであることに変わりはないようだ。

 手術前の検査によって、ポールくんは4本の腕や4本の脚だけでなく、もうひとつの胸部をもっていることや、心臓や肝臓の位置が通常と異なっていること、また"寄生した側"と骨盤の一部を共有していることも分かったという。

 小児外科医のチームは、3時間の切除手術に無事成功。現在までの経過は順調に推移しており、授乳もできるようになった。手術を執刀した小児外科医の1人は、米CNNに対して次のように語っている。

「赤ちゃんには一般的な麻酔が投与されました。そして寄生性双生児(腕や脚は持つが頭や心臓を持っていなかった)は宿り主から分離され、傷も塞がれた。出血は少なく、術後の合併症もなかった」

"寄生していた"側であるポールくんの兄弟が、この世に生を受けられなかったことは無念としか言いようがないが、きっとポールくんは、彼の分も素晴らしい人生を送ってくれることだろう。

tocana

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