「HERO」最終話に映った“不謹慎な墓“が物議を醸す ― 墓石に書かれた「古館家」「竹内家」が意図していたものとは?

tocana / 2014年9月25日 19時0分

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 22日に木村拓哉主演の人気ドラマ『HERO』の最終回がオンエアされた。2001年に続く続編であり、ヒロインに北川景子を迎えた本作の最終回の視聴率は平均で22.9%、瞬間最高では25.3%を記録。低視聴率にあえぐテレビ業界においては快挙といえる数字だろう。

 ところが、最終回のあるシーンが物議を醸している。問題となったのは、木村拓哉と北川景子が墓参りをする場面で、バックの墓石に「竹内家」と「古舘家」の文字が刻まれていたのだ。

 これが、テレビ朝日系列で放送されている『報道ステーション』に出演する古舘伊知郎と、竹内由恵アナウンサーを指すものではないかとネットで騒がれているのだ。確かに、竹内姓は多くとも、古舘姓は珍しい。偶然の一致にしてはできすぎている。

 奇しくも9月10日にテレビ朝日系列で放送された『マツコ&有吉の怒り新党』内において産経新聞が燃やされ、朝日vs産経の代理戦争ではないかと臆測を呼んだばかりだが...。

「テレ朝で炎上した産経新聞は8月19日付です。少なくとも収録はそれ以降になります。しかしドラマ撮影は1カ月前に済んでいるのが通例。状況によっては、朝日新聞が従軍慰安婦の訂正報道を出す8月5日より前に撮影が行われている可能性もあります。フジの意趣返しというよりは、裏番組に対する軽いイタズラメッセージだったのではないでしょうか」(テレビ制作会社ディレクター)

 過去にテレビ朝日では、2002年にオンエアされた『TRICK2』において、子どもが習字の場面で「なんどめだナウシカ」と書く場面が登場した。強力な裏番組である『金曜ロードショー』に対するユーモアともいえる。

 さらに、80年代にはアニメーションにおいて、ごく短い映像を差し込むことが流行した。ファンは映像をコマ送りにして作り手からのメッセージを楽しむという密かなゲームが行われていた。1989年に日本テレビ系で放送されたアニメ『CITY HUNTER 3』の再放送においては、オウム真理教の麻原彰晃の画像が使われていることが、95年のオウム騒動のさなかに問題となったこともある。

『HERO』の最終回は90分の拡大版であったため、21時54分から放送される『報道ステーション』とは放送時間がかぶる。やはり、裏番組に対するメッセージが込められていたのだろうか?

「プライバシーの問題もあるので、実際の墓地で撮影を行ったとしても、墓石をそのまま写すとは考えにくい。名前を変えたり、隠したりといった対策は行うはずです。やはり意図的に作られたものと見るべきではないでしょうか」(前出・同)

 仮に"単なるネタ"だったとしても、生きている人間の名を墓に刻むとは、冗談の度が過ぎている。ドラマで木村拓哉が演じた久利生公平の設定が正義感の強い検事、というのは皮肉としか言いようがない。
(文=平田宏利)

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