少年犯罪を犯す子の共通点 ― 7歳の子が、バッタの足をちぎっていたら何て言う?

tocana / 2014年10月21日 9時0分

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 1997年に兵庫県神戸市須磨区で発生した『神戸連続児童殺傷事件』以降も、少年犯罪は後を絶たない。

 そんな世の流れを何とかしようと、多くの識者たちが議論を重ねてきた。その成果を広く知らしめようと、『教訓のすすめ』(フジテレビ)が、一万人を超す少年犯罪の心理を研究してきた東京未来大学こども心理学部長で犯罪心理学者の出口保行氏に「子育て論」を訊いた。

 出口氏によると、「少年犯罪を犯す子どもの共通点は、幼少期に親から受けた"しつけ"に問題がある」そうだ。

 つまり、子どもの人格形成は幼少期で決まり、子どもが間違った道に進まないように、正しいしつけや教育が重要になるということだ。

 とはいえ、ほとんどの親は、子どもをまっとうな道に進ませようと子育てに四苦八苦しており、どんなに努力しても非行に走る子どもはいるわけである。そんな親たちに、指針となるテストを番組内で行った。

1、7歳の子どもが、バッタの足をちぎって遊んでいる
A:ダメなんことだと自分で気づくまで見守る
B:「パパも子どものころはよくやったよ」と理解を示す
C:殴ってでもダメなことだと教える

2、5歳の子どもが他の子のおもちゃを持ち帰り、「友達がくれた」と明らかなウソをついた
A:取り上げて一緒に謝りにいく親の姿をみせる
B:「なんでウソをついたの?」と聞く

3、8歳の子どもがスーパーに行くたびに「おもちゃ買って」とおねだりしてくる
・この問いは、自分なりのしつけを考えてみて下さい。

 出口氏が子どもを正すことに"ベターな道"としたものはというと...。

1の正解はCで、「社会のルールや規範を身につけさせる」「殴るかどうかは別で、行動を制止するのが重要」とのこと。

 というのも、7歳くらいになれば、本来は社会のルールを学んでいるからである。4歳の行動ならまだしも、7歳には行動に答えが出てくる。一方で、7歳となれば、反論もされるかもしれない。たとえば、「バッタはダメで、お花を切るのはなんでいいの?」と聞かれたとしよう。そこでも、親の力が試される。「綺麗なお花は取って飾ってあげれば喜ぶ人がいるかもしれないけど、バッタの足をちぎっても誰も喜ばないでしょ」とバッタとお花の生命の価値観を教えることが必要なようだ。

 2の正解は、Bで「ウソをつく子どもには内省力をみにつけさせ、ウソを当たり前にさせない」こと。Aには「自分のやったことを親が尻拭いしてくれる」と思う危険性がある。

 同様に、3の答えに「何かあったら買ってあげる」という対価交換を考えるのも危険らしい。「何かをやれば必ず報酬がある」と子どもに思わせる危険性があるからだ。欲求そのままに行動するのではなく、欲求を遅延させることを覚えさせなければいけない。そういった意味で、哀川翔の「誕生日やクリスマスなどの際には買ってあげるけど、それ以外はダメ」という答えは秀逸だった。

 哀川やヒロミなど、子育てを経験しているタレントたちは卓越した回答をみせた。やはり、子育ては、先輩たちに相談し、ストレスをためないのが一番のようだ。
(TV Journal編集部)

tocana

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