職員多すぎ? NHKに在籍するスタッフの知られざる真実

tocana / 2014年10月22日 8時0分

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 NHKのホームページによれば平成24年度時点で職員は合計10,482名いるという。これに対して民放はおよそ10分の1となっている。もちろん、NHKは全国各地で放送しているため、単純に比較することはできない。しかし、業界で働く人々からはNHKには職員が多過ぎるとの意見が多数聞かれた。

「職員1万人のうち、ほとんどの人間は渋谷のNHK放送センターにいますが、忙しい人とそうでない人の差が激しく、1週間ほとんど何もしていない人もいるようです。民放であれば1人のプロデューサーがレギュラー番組を週に何本も抱え、毎日何かしら仕事をしていますが、NHKの場合には週に1本担当するかしないかのレベルの人もいるといいます。そのため、今日は台本チェック、明日は経理処理、明後日はリハーサルなど余裕を持って行動している人も多いんですよ。民放ならこれらを1日で行なうぐらいのスケジュールで動きますから、もう少し人を削れると思いますけどね」(テレビ番組制作会社プロデューサー)

 暇とは言わないまでも、たしかに民放と比較した場合には一人あたりの仕事量は多くないのかもしれない。そして、今回の取材で多く聞かれたのが、NHKのリハーサル重視の姿勢だ。

「民放ならば本番当日にカメラリハーサルを行なって、そのまま本番を迎えます。タレントやスタッフにニ度も集まってもらうようなことはできないので、同じ日に行なうのが常です。しかし、NHKはこれをニ日かけて別々に行なっています。紅白のような大型番組や生放送番組なら理解できますが、収録であるバラエティ番組やトーク番組などでも別日にリハーサルをしているんですよ」(テレビ番組制作会社スタッフ)

 リハーサルを念入りに行なうことは悪いことではないように思うが、これこそが職員数を増やしている最大の理由だという。

「リハーサルにはタレントやアナウンサーはもちろん、技術や美術のスタッフも参加しますし、ディレクターなどの制作スタッフも参加します。本番と全く同じ規模で人を集めるんです。でも、民放のように本番とリハーサルを同じ日に行なえば、どちらか1日はスタッフの体が空きますよね。その空いた日に他の番組を担当させれば、職員数は今よりも減らせるはずですよ」(同・テレビ番組制作会社スタッフ)

 たしかに効率よく進めていけば、職員数は減らせるのだろう。しかし、この状況を改めようとは誰も言わないそうだ。

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