「幸福の科学大学」不認可は誤算? 流行の“キラキラ学部名“に挑むも実現ならず

tocana / 2014年10月31日 8時0分

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 10月29日、大学設置・学校法人審議会が、2015年4月の開学を目指していた幸福の科学大学の設置不認可を下村博文文部科学大臣に答申した。

 不認可の理由として、教育カリキュラムの中に宗教法人「幸福の科学」大川隆法総裁の「霊言」が用いられており、普遍性や科学的根拠に乏しい点が挙げられ、審議の過程で大川総裁の著作が委員に送付される事態も起きていた。今後は最長5年間にわたって大学設置は認められないという。

「幸福の科学大学は、ゼロからの開学を目指しました。九十九里浜に近い千葉県長生村に用地を獲得し、2013年10月に起工式を終えています。来年度初頭には竣工を予定しており、施設はほとんど完成している状態だったので、今回の不認可は誤算だったのではないでしょうか? 創価大学、天理大学など特定の宗教団体と関係の深い大学も多く存在しますし、広くとらえれば仏教系やキリスト教系の大学も当てはまりますからね」(教育ジャーナリスト)

 幸福の科学大学公式ウェブに記された概要によれば、人間幸福学部75名、経営成功学部95名、未来産業学部90名の3学部からなり、一年次は原則として入寮生活となる。学費の予定額は入学費30万円、人間幸福学部・経営成功学部は110万円、未来産業学部は140万円となる。そのほかに諸経費が年間4万円、寮費は入寮費5万円、年間の寮費・食費が67万円と記されている。入試科目も告知され、認可が下り次第AO入試も実施する予定であった。

「入試科目を見る限り、人間幸福学部、経営成功学部が文科系、未来産業学部が理科系となります。文系学部は人文科学と社会科学に分かれているのでしょう。学部名にそれほど違和感がないのは他の大学にも、宇都宮共和大学『シティライフ学部』、鈴峯女子短期大学の言語文化情報学科『日本語日本文化(^^)コース』など"キラキラネーム学部"が登場してきているせいでしょうか。学費としては初年度納入金が文系144万円、理系が174万円となる。私立大学の相場よりは少し高いという感じです。寮費は、1人暮らしの値段を考えたら妥当なものといえます」(同)

 さらに大学設置を目指していた学校法人「幸福の科学学園」は、すでに関東と関西に一貫制の中高を設置している。今回の不認可を受けて、今後どのような対策がなされるのか注目される。
(文=平田宏利)

※画像は、「幸福の科学 Happy Science」公式サイトより

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