痩せ細り、骨と皮だけ...! 殺処分寸前の犬の姿が「可哀想すぎる」と話題に

tocana / 2014年11月5日 18時30分

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 アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズで発見、保護された犬――。痩せ細り骨と皮だけになったこの犬のショッキングな画像に大きな関心が寄せられている。

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■殺処分寸前のアレックスを保護

 犬の名前はアレックス。保護したのは現地の動物愛護協会「Southern Animal Foundation」の副部長、ディアナ・テイス氏。犬や猫の殺処分を食い止める「ノーキル(No Kill)」を推し進める団体に属している彼女は、動物管理局のウェブサイト上でアレックスの写真を発見した。そして誰も引き取りに行かなければそのまま安楽死させられる運命だった彼を連れて帰ったのだという。

「一体どのようにして生き延びてきたのか......。本当に奇跡だと思います」

 テイス氏はアレックスを保護した当時を振り返って語る。ひどく怯え、痩せ衰え、凄まじいネグレクト(放置)を受けてきたに違いないが、それでも驚異の生命力で生き永らえてきたのだ。

 レントゲンを撮ってみると、激しい飢餓に耐えられずに口にしていたのであろうか、胃の中には石や噛み砕かれた小枝が見つかった。動物愛護協会の専門家は、まずアレックスの健康状態を取り戻そうと懸命に手当てを施した。だが飢餓状態が続いていた胃の一部が食事の後に極度に膨張してしまうため、食事を与えすぎるのは危険だった。また、胃が膨張すると上下がひっくり返ってしまう場合もあることから、手術を受けさせることを決め、腹部を縫い合わせることになった。


■飼育放棄の末に処分される犬猫たち

 傷跡は痛々しいものになったが幸い手術は成功し、まだまだ細身ではあるが徐々に健康を取り戻しているという。

 このまま順調に体重が増えていくように、医者から指示された食事療法を課されている。性格は素直で愛嬌があるというアレックス。愛護団体では今後、アレックスを適切な里親に引き取ってもらうことを視野に入れているという。

 アメリカだけでなく、日本でもペットブームの裏側で飼い主から捨てられたり、迷子になった末に殺処分されてしまう犬や猫はかなりの数に上っている。平成24年度の統計によれば、動物愛護センターや保健所などの行政機関に引き取られた犬猫は全国で209,388匹(環境省調べ)にものぼる。そのうち元の飼い主や新しい飼い主に引き取られたのは約2割のみで、残りの約8割の16万匹ほどが殺処分になっているのである。当たり前のことではあるが、飼う側の人間の責任と問題意識を高める必要性が問われているのではないだろうか。
(文=Maria Rosa.M)

※画像は、YouTubeより

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