「パラレルワールドは存在する」注目を浴びる最新理論!

tocana / 2014年11月12日 9時0分

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 もしあの時、別の選択をしていたら今の自分はどうなっていたのだろう......。不意にそんな考えに襲われたとき、我々は今の状況とは少し(だいぶ!?)違った世界、"パラレルワールド"を思い浮かべる。はたしてこの「パラレルワールド」は、我々の夢想の産物なのか、現実に存在するのか......? 先頃、「パラレルワールドは存在し、相互に影響し合っている」と主張する論文が発表されて大きな注目を浴びている。

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■パラレルワールドは相互に影響している

 今この瞬間にも世界は刻々と枝分かれして無数の「パラレルワールド」を生み出しているという考えは、1957年に当時プリンストン大学の大学院生であったヒュー・エヴェレットが提唱した「多世界解釈(Many Worlds Interpretation)」が起源だとされている。この解釈によればまさに、ある時点で違う選択をした、今とは"違う自分"がどこか別の世界にいるということになる。

 この考えは小説やドラマなどのフィクションの構想において実に魅力的な考えで、様々なSF小説や「架空戦記」物語、「歴史改変」ドラマなど多くの作品ジャンルを作り上げて今日に至っている。映画やアニメにもなった小説『時をかける少女』や、原作の漫画と共にアニメでも人気の『鋼の錬金術師』などもパラレルワールドを扱っていて、ご存知の方もきっと多いだろう。

 このようにパラレルワールドを思い浮かべれば何かと想像力が膨らむばかりなのだが、どんなに多くの世界があっても、1人の人間が選べるのは1つの現実だけである。したがって、他の世界を想像することはできても、今ある現実からパラレルワールドの存在を証明することはできない。つまり普通に考えれば、パラレルワールドはあってもなくても現実の我々には一切関係のない事柄なのだ。

 パラレルワールドを面白いドラマの着想の源として楽しむだけで、たいていの人々は満足しているといえそうだが、今回、豪グリフィス大学と米カリフォルニア大学の合同研究チームは「パラレルワールドが存在するばかりでなく、相互に影響し合っている」という新機軸を打ち立てる理論を発表した。パラレルワールドは実在し、しかもこの世界と無関係ではないというのだ。


■"反発"によって違うものになろうとする力が発生

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