味いちもんめ、主役を強奪したのはジャニーズの力?

tocana / 2014年11月22日 10時30分

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 30年に渡って連載されている『味いちもんめ』。

 ここまでの人気漫画となると、当然、ドラマ化のオファーが舞い込む。テレビ朝日で放送された第1シリーズは平均視聴率16.0%を獲得し、第2シリーズはなんと18.1%まで上がった。さらに、数年に1度放送されるスペシャルも13%を超えるなど、人気シリーズとなっているが、主役であるSMAPの中居正広は、出演をずっと断っていたと『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日)にて明かした。

「(当時は)ずっとドラマを断っていた。芝居が嫌いですから。バラエティーをやっておきたかった。22歳くらいで、木村(拓哉)君とか稲垣(吾郎)君とか皆ドラマやってるけど、俺だけやってなかった。『やだー。やるんだったら、フジテレビとかがいい。』って、(フジテレビには)トレンディーあったし。『10chでドラマなんて見たことねぇ』って。」

 中居は、"どうせ出るなら月9"と息巻き、ジャニーズ事務所を困らせていたという。通常であれば、オファーを断れば仕事はなくなる。ある意味では、一時期、TVから姿を消したヒロミがいい例だ。それでも、中居のオファーは途切れなかったと振り返る。

「半年くらいずっと逃げていて、ライブやっている武道館にプロデューサーが来て、『騙されたつもりでやってみませんか』と。」(中居)

 そこまで言われたらということで、中居はオファーを承諾し、自身の出演ドラマの原作を手にした。しかし、その内容に「『味いちもんめ』を1刊から10刊くらいまで読んだんだけど、(主人公が)俺じゃない気がする」と疑問を抱く。

 それもそのはず。原作者である倉田よしみは、「主役はそのまんま東のイメージだった」と暴露した。しかし、原作者の意向は通らない。ドラマを制作するTV局側が気にするのは数字が取れるかどうか。最たる例として挙げられるのが、原作ファンから酷評された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のドラマ化だろう。主役の両津勘吉と似ているラサール石井に主役は回ってこず、なぜか真逆のスタイルの香取慎吾にオファーがいった。

『味いちもんめ』の主役である伊橋悟は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津ほど、国民的なキャラクターではなかった。ゆえに、中居の主役に視聴者が違和感を覚えることはなかったが、主役のキャラクターが強ければ強いほど、ドラマ化は難しくなる。

 そういった意味では、『地獄先生ぬーべー』の主役のイメージはそこまで強くないだけに、現在の酷評はジャニーズ事務所としては誤算だったかもしれない。
(TV Journal編集部)

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