【残酷な奇習】女子割礼だけではない! 少女の胸にアイロンがけする「ブレストアイロニング」の実態!

tocana / 2014年11月24日 8時0分

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 カメルーンは西アフリカにあるサッカーの強豪国だが、同時に未だFGM(女性性器切除)が横行している国でもある。そして女性器割礼だけでなく、9歳~15歳の成長期の少女の胸に焼いた石や棒切れなどを押し当てる恐怖の奇習、「ブレストアイロニング」(胸アイロン)も行われているのだった。11月に英メディア「Express」がこれに関する記事を掲載するなど、今年に入ってから複数メディアが報じたことで注目が集まっている。

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■少女の肉体の発育を隠すための奇習

 奇習・ブレストアイロニングの理由たるや「思春期の胸のふくらみを隠すため」というのだからありえない。少女から大人の女性へと身体が変化していくのを遅らせることで、男たちからの好色な関心を避け、望まない妊娠やレイプに遭わないようにするのが目的、つまり親心からだという。

 国連の調べでは、カメルーンだけでなく、トーゴ、ギニア共和国、南アフリカ、コートジボワールも含めて、およそ380万の10代の少女がこれまでにブレストアイロニングの犠牲になってきた。そして、この蛮習はアフリカ大陸だけでなくイギリスまで飛び火し、英国在住のカメルーン人の間でも密かに執り行われているというのだから耳を疑う。

 女性と少女のためのチャリティー組織「CAME」の共同創立者マーガレット・ニューディワラ氏は「英国政府は国内での女性器切除を取り締まるより先に、ブレストアイロニングに対して方策を講じるべきである」と指摘している。しかし、具体的にどのくらいの数の少女が、どういう理由でアイロンされているかは全く不明で、よって告発のしようが無い。CAMEのスタッフは「男性の目を避けるのが本来の目的であるカメルーンと違い、イギリスのアフリカ人コミュニティでは古くからの因習に盲目的に従っているだけ」と発言してる。無知とは恐ろしい。


■乳房だけでなく自尊心も奪う蛮習

 このアイロン掛けの主犯者で一番多いのは母親、続いて祖母や叔母、姉妹、中には少女自身が自分で焼石を当てるケースもあり痛ましい。ブレストアイロニングは膿瘍、感染症、焼け焦げ痕、しなびたおっぱい、片方または両方の乳房の喪失等、少女の身体に一生消えない傷痕を残す。何より怖いのは高い乳がん発生率だ。

 英国「チャンネル4」のTVニュースでは犠牲者が名前を伏せて激白している。彼女は少女時代をカメルーンで過ごしたが、あるとき父親が娘の胸を見て「胸がデカくなってきてるじゃないか、男たちが見てるぞ!」と騒ぎ出し、母親もそろそろ潮時とばかりに焼きゴテを彼女の胸に押しつけたという。また、番組で見せた彼女の乳房は、片方だけが明らかに小さかった。しかし、彼女が負った一番の痛手は「自尊心の欠如」なのだ。

 今、ブレストアイロニング・サバイバーたちが声を上げ始めた。この負の連鎖から新しい世代の人権を守ろうとして、決して自分と同じような苦しみを味あわせてなるものかと心に決めて......。幸いにもカメルーンでは現在、CAMEの啓蒙運動の成果により大都市ではこの因習的虐待は減少傾向にある。最新のデータによれば、2005年以来50%も減少したと報告されている(ドイツ技術協力公社の調査より)。
(文=佐藤Kay)

※画像は、YouTubeより

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