映画『進撃の巨人』と『トレマーズ』の意外な共通点?

TOCANA / 2015年8月28日 8時0分

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 東京国際フォーラムAで行われたジャパンプレミア『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(前篇)の試写会へ行ってきた。

【動画はこちらから→http://tocana.jp/2015/08/post_7105.html】

 ステージ上には3メートルほどの壁が作られており、その壁をバックに監督、出演者たちの舞台挨拶があった。その様子は後日、テレビでも流されたので見た人もいるかと思う。上映終了後、あちこちで漫画家さんを見かけたのには驚いた。さすが講談社主催の試写会だ。

 それから会場を出て行く人たちの口から

「サンダ対ガイラ」
「フランケンシュタイン対地底怪獣」

 などと日本の古き良き特撮映画を語る声が耳に入ってきた。確かに後半、ふと、そんな名作を思わせるシーンもあった。

 原作漫画本も読んでいない筆者が、鑑賞後ふと思ったのは1990年に日本で公開されたロン・アンダーウッド監督作品『トレマーズ』だ。最近になり『トレマーズ5:ブラッドライン』の予告編が公開され、ネット上で話題になっている。

 人口わずか数十人、陸の孤島と呼ばれたネバダ州の砂漠地帯、パーフェクションバレーに15メートル近い未知の巨大生物が襲ってくるというアメリカ映画。

 目も鼻もない巨大ミミズのような怪物は人間を食べる。音に反応し、人を襲う習性あり。活動範囲は土の中。土は掘れるが、コンクリートや岩は掘れない。助かるにはじっとしていること、高いところに避難すること。人間と怪物とのバトル映画だ。

 音に反応する怪物たちから、人間たちはどうやって逃げ切れるのか、退治できるのか......。演出、アイデアの豊富さでハラハラドキドキの連続だ。

 さらに『トレマーズ』の面白いところは、最初は未知の怪物を前に、助けを呼ぶことも逃げ出す方法も見出せない陸の孤島の人間たちが、怪物の行動、喰われた犠牲者たちから情報を集め徐々に怪物の倒し方を考えていく、個人の集まりが協力し合う仲間になっていくところだろう。

 そしてさらに、この怪物たちもやられるだけではない。怪物も人間捕獲の失敗から獲物のとらえ方を学ぶ。シリーズごとに怪物が進化するのだ。シリーズ2作目で高等生物だということが分かるため、まさに怪物界の出世魚ブリ状態だ。

『トレマーズ』はモンスター映画なのに、ほとんどが太陽の下で物語が進行する。よくあるモンスター映画のように、暗すぎて何をしているのかわからないなんてこともなく、登場人物たちの大陸的な会話が映像の明るさにマッチしている。唯一残念なことは、シリーズ2作目からはCGやグロに頼ってしまった感があるところだろう。

 今回の監督はリメイク版『キンダガートン・コップ』の監督に抜擢され注目を浴びているドン・マイケル・ポール。脚本は『トレマーズ3』のジョン・ウェルプレイで、プロデューサーはオグデン・ギャヴァンスキーだ。

 北米では今年10月6日から、Blu-rayの販売とオンライン配信でのリリースが開始される予定だ。マイケル・ジャクソンの『スリラー』ミュージックビデオも手がけたジョン・ランディス監督が「モンスター映画のお手本だ」と認めた『トレマーズ』。シリーズ5作目、どんな進化怪物が登場するのか今から楽しみだ。
(文=traveling編集部)


※画像は、『トレマーズ』(ジェネオン・ユニバーサル)

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