歩く魚、青い目の蛙、くしゃみ止まらぬ猿...! ヒマラヤで200以上の「不思議な新種生物」が発見

TOCANA / 2015年10月7日 7時30分

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 高度に科学技術が発達した現代社会。私たちは、すでに地球のことをほとんど知り尽くしていると思いがちだ。しかし、それは"思い上がり"だと釘を刺すかのような衝撃の事実が明らかになった。今月5日、世界最大の自然保護団体「世界自然保護基金(WWF)」が報告したところによると、なんとヒマラヤ山脈周辺で211もの新種の生物が一挙に発見されていたというのだ。しかもその新種には、私たちの想像を超える不思議な生態を持つ生物が多数含まれていた!

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 WWFによる今回の報告は、さまざまな組織に所属する科学者たちによる過去5年間(2009~2014年)の現地調査を総合したものだ。ヒマラヤ山脈周辺とは、ネパール、ブータン、ミャンマー最北部、チベット南部、インド北東部にかけての地域を指す。山脈の最高峰は、言わずと知れたエベレスト。この一帯にある森や湖、そして谷で生物の新種発見が相次いでいたというわけだ。なお、発見された新種の内訳は植物133種、魚類26種、両生類10種、爬虫類1種、鳥類1種、哺乳類1種など。ここでは、その中でも特に奇妙な2種を紹介しよう。


■歩く魚

 青みがかった怪しい光を放つこの魚は、インド・西ベンガル州の沼地で発見された雷魚の仲間。なんと陸上でも呼吸することが可能で、最大4日間も生き延びるそうだ。しかもその間、もがくように体をくねらせながら400mを移動することも判明したという。非常に攻撃的な性格から、Fish(魚)とGodzilla(ゴジラ)を合わせた「Fishzilla」との異名を持つ。


■雨で"くしゃみ"が止まらないサル

 個性的な顔をしたサル。鼻が低いというより、むしろほとんど真っ平らだ。ミャンマー北部の人里離れた森で発見された。地元住民によると、このサルは雨が降ると簡単に見つかるという。というのも、彼らは(雨水が鼻の穴に入りやすいのか)くしゃみが止まらなくなってしまうのだ。しかも、(問題を本人たちも自覚しているのか)この事態を避けるため、彼らは雨が降り始めると頭を膝の間に挟みこむようにしてやり過ごすのだという。

 ほかにも鮮やかな青い目を持つカエルや、まるで宝石のような赤・黄・オレンジ色の模様をしたマムシなど、数々の不思議な生物が新たに発見されている。WWFは、今回の発見について「ヒマラヤ山脈周辺の生物多様性を示すもの」であり、「この地球を(私たちとともに)シェアしている生物について、学ぶべきことがまだまだたくさんある」とした上で次のように警告も発している。

「今まで、まったく手がつけられてこなかったこれらの生態系にも、やがて危機が訪れるのではないかと考えられます」
「私たちの気づかぬ間に、貴重な生物多様性が永遠に失われてしまう事態もあり得るのです。この脆い生態系を保持するためにも、すぐに行動を起こさなければいけないことは明確です」

 今回の発見に喜ぶよりも先に、どうやら私たちには、自然保護の意識をさらに高めることが求められているのかもしれない。


※画像は「WWF」より引用

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