手足合わせて31本の指! 多指症世界記録を更新した赤ん坊=中国

tocana / 2016年5月18日 7時0分

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 昨今の中国では、中重度障害者や発達障害児が増加傾向にあるという。環境汚染をはじめとするさまざまな要因が囁かれているが、確かなことは不明だ。2006年には、中国における障害者の数が全人口の6パーセントに及ぶ8,926万人に達し、そのうちの3割近くは肢体不自由だという。そして、今月6日に海外医療サイト「Medical Daily」で公開された画像には、中国で生まれた多指症の赤ん坊の姿が収められていた。しかし多指症といっても、その指の数が驚異的だった。

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■11本も多かった指

 画像に写っているのは、母親に抱きかかえられた赤ん坊。一見すると何の異常も抱えていないように見えるが、よく見てみると足と手の指が異様に多いことがわかる。数えてみると、手の指が15本に足の指が16本。通常の人間であれば両手両足を合わせても20本しかないので、この赤ん坊は11本も多い指を持って生まれたということになる。

 ちなみに、以前トカナでは手足合わせて28本の指を持つインド人男性の話題をお届けしたが、今回の赤ん坊の指はギネス記録保持者であるインド人男性を3本も上回る。おそらく、世界記録が更新されたものと思われる。


■多指症の赤ん坊、誕生の経緯

 中国・湖南省に住むごく普通の家族は、ついに念願であった子どもを授かったのだが、母親にはある一つの心配事があった。自身が両手両足にそれぞれ12本の指を持つ多指症であるため、授かった子どもも遺伝で同じ障害を持って生まれてくるのでは……という不安だ。多症指は手足の先天的形状異常がもたらす障害で、約4週間目の胎児期に起こるのが常。医療の発達した現代においても解明されていないことが多い障害であるが、遺伝子変異の可能性もあるとされており、過去にも親から子どもに遺伝した症例がある。不安のなか出産の日を迎えたのだが、その結末は母親の心配したとおりの結果に……。しかし、両親は出産前のスキャンで奇形の兆候は見られなかったと主張している。


■手術を望む両親

 生まれた男の子・ホンホンくんは31本の指を持つ。医者によると、治すためには指を切断し、その上で親指を再建させる手術が必要だという。多指症の手術は「多い指を取ってしまえばいい」という簡単な発想ではなく、分離した機能を1本の指にまとめて“使える指”にしなければならないため、非常に困難な手術となっている。また、費用も3万ドル(日本円で約326万円)と、貧困生活を送るホンホンくんの家族には到底支払える額ではなかった。
 ホンホンくんの両親は莫大な手術費を用意するために、不特定多数の人々をインターネットで集い、資金調達をするクラウドファンディングを開始、なんと6,000ドル(日本円で約65万円)以上が集まった。しかしホンホンくんはまだ生まれてから4カ月しか経っておらず、手術に耐えられない可能性があるため、医者は生後6カ月から1歳の期間に手術を行うよう勧めているようだ。

 だが、オンラインでの資金集めが話題となったことで多くの批判の声も寄せられているようで、現在はクラウドファンディングによる資金集めは行っていないという。子どもを助けたい一心で動いた両親に批判が集まってしまったことに憤りを感じるとともに、無事に手術費用が用意できることを願わずにはいられない。
(文=北原大悟)

※画像は、Wikipediaより

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