【神は存在するか】「宇宙の創造主は、微粒子の中に棲む宇宙人」ついに米科学者が神を証明!? 一方、ミチオ・カクやホーキングは…

TOCANA / 2016年11月29日 7時30分

「宇宙はビッグバンで生まれました。そして、ビッグバンは決して避けることのできない物理法則の結果として起こったのです」(ホーキング博士)
「重力のような法則があるため、宇宙は自らを無から創造することができますし、これからもするでしょう。この自発的な創造こそ、何も無いのではなく、何かがあることの理由であり、宇宙が存在する理由であり、我々が存在する理由なのです」(同)
「宇宙の誕生に神は要りません。宇宙は自らを生み出すことが可能なのです」(同)


■400年未来を生きていた異端の哲学者スピノザ

 3人の物理学者が「神と宇宙」について恐ろしいまでの一致を見せているが、実はこのような宇宙観は古代ギリシアの「新プラトン主義」から続く歴史あるもので、17世紀オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザが「汎神論(pantheism)」として高度な哲学体系にまで築き上げている。

 神といえば一般的に、イエス・キリストなどのように、人間やモノと同じように存在する者だと思われがちであるが、スピノザのいう神はこの宇宙そのもののことであり、しばしば「神即自然(自然こそが神)」と表現される。面白いことに、カク教授が「数学こそ神の御心を知る鍵である」と発言していたが、スピノザも数学的に世界の実相に迫ろうとした哲学者なのだ。主著『エチカ』の副題には「幾何学的秩序に従って論証された」と書かれている。

 スピノザの「汎神論」は伝統的なユダヤ教の教えから大きく逸脱するものとして、ユダヤ人共同体から追放されることになるが、今後の物理学の進展次第では、当時とは真逆の事態が起こることだろう。それというのも、カク教授やシャーフ教授が言うような「超ひも理論」や「極小粒子の中のエイリアン」が実際に発見された時、我々が必要とするのは、伝統宗教ではなく、スピノザの神である可能性が極めて高いからだ。
(編集部)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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