TV業界人が語る「本当に強いスポンサー」3社が判明! 意外すぎる、影響力トップ企業

tocana / 2017年1月16日 9時0分

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 大手芸能プロダクションは自社タレントを武器にテレビ局に圧力をかけることも可能ともいわれる。だが、そんなプロダクションとは比べ物にならないほどテレビ業界に多大な影響力を持っているのがスポンサー企業だ。NHK以外の放送局にとってその存在は神様であり、逆らうことのできない相手とまでいわれる。

 しかし、テレビ局に影響力を持つ企業名を聞こうと取材を敢行したところ、意外な結果がたくさん返ってきた。大企業ばかりが並ぶかと思いきや、そうではなかったのである。

「年間数千億円もの広告宣伝費を透過する自動車メーカーや家電メーカーばかりが影響力を持っていると一般の人々は考えるでしょうが、実際はそうじゃありません。大手とは程遠い規模の企業が意外と影響力を持っているんです」(代理店関係者)

 それは具体的にどのような企業なのか。

「自分の中で最も影響力があるといえるのは『タケモトピアノ』です」(同)

 かなり意外な名前だが、財津一郎さんが出演するあのCMは多くの人が知っているはずだ。タケモトピアノは大阪府堺市に本社を構え、資本金は1億円の非上場企業である。なぜこうした会社が絶大な影響力を持っているのか。

「代理店にしてもテレビ局にしてもそうですが、頑張ってセールスしてもCM枠が売れ残ることって結構あるんです。そういうときに手を差し伸べてくれるのがタケモトピアノなんです。こちらからすれば神様ですから、仮にタケモトピアノに何かあった際には全力でサポートしようと考える営業マンは多いですよ。そのような会社なので、ある意味大企業よりも影響力があるわけです」(同)

 たしかに、枠を売り切りたい営業スタッフからすれば神様に見えるはずだ。同様の理由であの美容整形外科も名前があがった。

「僕が思うのは高須クリニックですね。高須院長に依頼すると即断即決でスポンサーになってくれたり、CM枠を買ってくれるので、困ったときの高須頼みともいわれています」(テレビ局営業部門スタッフ)

 昨年は院長の高須克弥氏が『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演し、ダウンタウンから依頼を受けて同番組のスポンサーになることを快諾し、実際正式にスポンサーになっていたことも記憶に新しい。こうした即断即決によって助けられたスタッフは多いのだろう。

 また、あの名CMを生み出した企業も絶大な影響力があるという。

「あとはカステラの文明堂でしょうか。出稿数自体は地味ですが、文明堂は『カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂』のフレーズで名前が世間に広がったため、テレビによって知名度が上がったという認識が経営陣に根強くあるんです。そのため、局“泣き”の依頼によって出稿を増やしたり、売れていない枠へとCMをスライドさせてくれることもあるので助かっています」(同)

 このように大企業と比べれば規模は格段に小さいものの、テレビ局や代理店が困ったときにすぐさま手を差し伸べてくれる会社は広告代理店はもとよりテレビ局にとっても頭の上がらない存在となり、大きな影響力を持つ状態になるようだ。これらの企業に関しては、どこのテレビ局の関係者も「悪口は絶対にいえない」と口を揃えていたのが印象的だった。
(文=吉沢ひかる)


※画像は、『COMMERCIAL PHOTO 2016年11月号』(玄光社)

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