火星の過酷環境でも育つ“スーパーポテト”が発見される! 理学博士が衝撃暴露「NASAの狙いは火星移住ではなく…」

tocana / 2017年4月11日 13時0分

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 火星で最初に栽培される野菜は、ジャガイモになるかもしれない――。火星でジャガイモの栽培というと、2015年に公開されたSF映画「オデッセイ」を思い出す方もいるだろう。同作ではマット・デイモン演じる主人公が、居住スペース“内部”に土と糞便を使った畑を作ってジャガイモを育てた。だが、現実はさらに一歩進み、なんと火星の荒野でも生産が可能になるかもしれないのだ。南米ペルーで行われたジャガイモの生育実験の結果、火星でも育ちそうな「スーパーポテト」が見つかったという。このニュースは英紙「The Guardian」をはじめ、多数のメディアで報じられた。

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■とてつもなく過酷な火星の環境

 ジャガイモは南米アンデス山脈の高地が原産で、そもそも過酷な環境下でもよく育ち、栄養価も豊富な農作物である。火星においては食糧としてだけでなく、燃料の生成などにも応用できると期待されてきた。しかし、火星の環境は地球と比べてはるかに厳しい。大気の95%は二酸化炭素が占めており、大気圧は6~9ヘクトパスカル(地球の地表付近の大気圧は1013ヘクトパスカル)、平均気温はマイナス41℃、最低気温はマイナス135℃と、人間はもちろん植物にとっても極めて過酷な環境である。土壌中の成分は地球の火山地帯にも近いと考えられているうえ、塩分濃度が高く、鉛やヒ素などの重金属も含まれている。火星でも育つスーパーポテトに求められるのは過酷な環境に耐える力、特に非常に高い二酸化炭素濃度と凍りついてしまうような低温への耐性だ。

 そこでNASAとペルー工科大学の研究者らは、ペルーに火星の環境を再現した実験室を作った。ペルー国内で採取した高塩分濃度の土に、数種類の有機物を加えて火星の土壌を再現し、火星の気圧や空気、昼夜のサイクルを模したのである。そして65種類のジャガイモを育てた結果、火星の過酷な環境にも耐えうるスーパーポテトを見出したという。


■「スーパーポテト」研究の真意とは!?

「火星の痩せた土壌でも育つ植物はこれまでにも研究されていますが、火星の気圧や気温にも耐えられる可能性が示されているのは、このジャガイモくらいではないでしょうか」

 生物学に詳しい理学博士X氏は、今回の研究についてこう解説する。また、火星の地表で農業を行う意味についても次のように語った。

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