元AI研究者・上祐史浩が警鐘「人工知能を恐れる理由は“罪の意識”」「北朝鮮危機と軍産複合体」 現代社会と国際情勢を一喝(独占インタビュー)

TOCANA / 2017年11月13日 17時0分

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 あの地下鉄サリン事件から22年――。菊地直子に高橋克也と、かつてオウム真理教に所属しながら最後まで逃走を続けていた元幹部が次々と逮捕され、「教祖・麻原彰晃こと松本智津夫の死刑も年内に執行されるのでは?」という噂がある。

 そこで筆者・深月ユリアは、オウムとは何だったのか改めて実態を明らかにし、今後の日本はどうあるべきか探るため、かねてより親交のある上祐史浩氏にインタビューを敢行した。過去にはオウム真理教の外報部長として教団のスポークスマン的役割を果たし、現在は仏教哲学サークル「ひかりの輪」代表として精力的に活動する上祐氏。

 今回は、波瀾万丈な半生を歩み“社会の裏側”を知り尽くした彼に、時事ニュースを分析してもらう。人工知能がもたらす変革、緊迫する朝鮮半島情勢、長引く「イスラム国(IS)」との闘い、そして揺れ動く安倍政権――。かつて、世紀末の日本そして世界を騒然とさせた事件の渦中にあった人物は、いま何を想い、どのような未来を見ているのか? すべてを真っ向から語ってもらった!

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■堕落した僧侶は、人工知能にも劣る

――上祐さんは早稲田大学理工学部で人工知能について研究をされていらっしゃいましたが、昨今の目覚ましい発達について、どのようなご見解をお持ちですか? 今後20年以内に半分の職業がなくなるという話もあるようです。もう、お経を読むお坊さんロボット(Pepper)まで登場しています。

上祐史浩氏(以下、上祐)  全体としては、ご指摘のように急激な変化は起こらないと思います。変化はもっとゆっくりで、人工知能に譲れる分野は譲って、人間はより高度な活動へと移行し、適応していく可能性が高いと思います。

 というのも実は、現在は4度目の人工知能ブームともいわれています。ブームとは、バブルという意味です。マスコミはかなり煽って報道していますが、初めてブームが起きた1980年代にも同じような傾向がありました。もし、当時いわれていた話が実現していたら、今ごろはもう「鉄腕アトム」が完成しています。小保方さんのSTAP細胞のように、科学者とマスコミが一緒になって大袈裟に報道している面があると思います。

 この背景には、他にも大きな科学プロジェクトがある中で、人工知能に関してどれだけ研究予算を充てるのか、という予算獲得競争の問題があると思います。予算獲得のために、科学者は大袈裟な見通しを示し、そこにマスコミが乗っかる構図がある。特に、日本の人工知能研究は他国より遅れているという危機感もありますからね。

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