LAの地下鉄工事中に謎の「氷河期を生きた古代生物たち」が次々と発掘される! ウサギの顎やマストドンの前足も…!?

tocana / 2017年12月13日 10時0分

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 米ロサンゼルスの地下鉄工事中、地下深くの地層から驚くべき発見があったという。地下からザクザクと掘り出されたのは古代のモンスターたちの化石だった。英「Daily Mail」ほか多数メディアが報じている。


■地下から出てきたのは……

 大発見があったのはロサンゼルスの地下鉄パープルラインの延長工事現場だった。パープルラインの真上は混雑する大通りで、大勢の人々が行き交う街のど真ん中である。延長工事は2014年から始まっており、混雑解消の切り札として期待されている。

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 今回発掘されたのはおよそ1万年前、氷河期最後の時代を生きた生物の化石だ。1万年前、ロサンゼルス周辺は草原や森林の広がる場所だった。現場からはこれまでにウサギの顎、マストドンの前足、バイソンの椎骨、馬の歯など実に多様な生物の化石が発掘されている。その中でも特に重要な発見は、ほぼ無傷の若いマンモスの頭蓋骨だ。

 頭蓋骨は11000年ほど前まで北アメリカ大陸に暮らしていたコロンビアマンモスのものだ。コロンブスマンモスは巨大さで知られており、その体高はおよそ4m、体重は10トンほどと推定されている。驚くべきことに、その牙はなんと3.6mにも及んだとされている。 

 地下鉄工事現場の発掘を手がけている考古学者の一人、アシュリー・レジェ氏はマンモス発見時の喜びを、夢が完璧にかなった瞬間だったと語っている。頭蓋骨はロサンゼルス市内のラ・ブレア・タールピットの博物館に運ばれ、人気ドラマの出演俳優の名から「ヘイデン」と名付けられ、一般に公開されている。


■大発見の陰に

 カリフォルニア州の環境法によれば、地下鉄など特定の工事では現場に科学者を入れなければならないという。ロサンザルス群のメトロポリタン交通局も考古学者のレジェ氏をスタッフとして雇い入れ、重要な発見を見逃したり破壊したりしないように努めている。このような取り組みにより、ロサンゼルスでは過去にもマンモスやクジラの化石や18世紀のボートなど様々な発見があった。

「日本でも、工事現場で遺跡や化石が見つかることはそれほど珍しいことではないんです。でも、発掘調査費用が基本的に事業者負担であることに加え、記録や調査のために工期が遅れたり、さらには工事そのものが中止になることを恐れ発見そのものをなかったことにしてしまう……なんて話もあるから、ロサンゼルスと比較すると雲泥の差ですよ」(日本の理学博士X氏)

 高度経済成長期からバブル時の建設ラッシュには多くの遺跡が闇に消えたとも言われており、実は邪馬台国も見つかっていたかも……なんてまことしやかな噂も囁かれている。都市開発と考古学調査の両立は非常に難しい問題なのだ。
(編集部)

※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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