人類の世界観をひっくり返す「7つの哲学的思考実験」が意識高すぎる! メアリーの部屋、快楽機械、沼男… あなたの答えは?

TOCANA / 2018年4月27日 7時0分

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 意識高い系ニュース「Big Think」(4月19日付)から、あなたの常識を一変させる7つの思考実験をご紹介する。


■無知のヴェール

 1971年、アメリカの哲学者ジョン・ロールズが、著書『A Theory of Justice』(邦題『正義論』紀伊国屋書店刊)で提示した思考実験。同書は正義論の古典的名著として今日でも名高い。

「あなたとあなたが所属する集団の人々が、新しい社会を築く上でのルールを決めようとしている。しかし、あなた方は誰もその新しい社会で誰になるか、たとえば、その人物の人種、収入、性別、宗教、嗜好は事前にわかっていないものとする。ルールが決定された瞬間、あなた方はそのルールに則った社会の一員になる」

問い: そのような社会はどのようなものか? また、そのことは今日の我々の社会にどんな意義を持つか?

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/04/post_16689_entry.html】

 ロールズは、このような状況では、個々人がどんな利益を追求すれば良いかわからないため、最悪の状況を見越して、各人に平等な権利と経済的安定を保証する公平な社会を建設するよう試みるだろうと考える。転じて我々の現実の社会を見てみると、自己利益の追求が公平な社会の実現を妨げていると言えるだろう。


■快楽機械

 1974年、アメリカの哲学者ロバート・ノージックが著書『Anarchy, State, and Utopia』(邦題『アナーキー・国家・ユートピア』木鐸社刊)で提案した思考実験。同書はリバタリアニズム(自由至上主義)の代表的著作として知られる。

「天才科学者が、残りの人生の快楽を全てシミュレートできるマシーンを発明した。その快楽は極めてリアルで、本物の快感と区別がつかない。副作用もないし、好みに応じた快楽をプログラムすることも可能だ。あなたの体は常にモニターされているため、快楽機械を使用中も健康に過ごすことができる。一回経験したのち、マシーンはあなたに数回分の人生以上の快楽を与えることもできるとオファーしてきた」

問い:マシーンのオファーを断る理由はあるだろうか?

 ノージックは、もしこのオファーを断る合理的な理由があるのならば、快楽にのみ倫理的価値を定める快楽主義的な功利主義は間違いになると主張する。そして、ノージックは、多くの人は本物の経験に価値を置き、快楽を夢見るだけでなく、実際にそれを経験することを望むと考え、多くの人は快楽機械のオファーを断るだろうと推論している。つまり、快楽だけが唯一の倫理的価値ではないということだ。

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