プーチンが心酔する哲学者2人の思想が最凶にヤバイ! 日本は今後大ピンチに…イワン・イリン、アレクサンドル・ドゥーギン完全解説!

tocana / 2018年5月24日 8時0分

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 最新鋭の核兵器を次から次へと開発し、第三次世界大戦も辞さない構えの露ウラジミール・プーチン大統領。次の一手に全世界の注目が集まっているが、プーチンの思想的支柱となっている2人の哲学者の思想を知れば、今後のロシアの動きが分かるかもしれない。


■イワン・イリン

 今年4月、米イエール大学の歴史学者ティモシー・スナイダー教授が、プーチン大統領について書かれた『The Road to Unfreedom』を出版した。すでに有名海外メディアから大きな賞賛を得ている同書だが、今回特に注目したいのは、プーチン大統領の政治思想に大きな影響を持つとされるロシア出身のファシスト哲学者イワン・イリン(1883~1954)に対するスナイダー氏の見解だ。

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 同書をレビューしている英紙「The Guardian」(4月15日付)の記事によると、イリンはレーニンを支持した革命左翼ボリシェビキを早くから批判し、1922年にソビエト連邦を追放された。その後、ドイツで著述活動を続けながら、ヒトラーやムッソリーニの登場に歓喜し、ロシア的ファシズムというべきものの紹介者になったという。イリンが考えるロシア的ファシズムとは、失われた純粋なロシア的精神を復権し、それを共産主義や個人主義から守るために新たなロシアを建国することにあったという。

 そのため、イリンは「民主主義の真似事をし、国民が“自然に”一つの言葉で話し、純粋なロシア的精神を取り戻すために“救世主”である指導者に依存すべき」だと考えたそうだ。そんなイリンにとって選挙とは、救世主である指導者に定期的に力を付与し、服従という形で国家が統一されていることを示す“儀式”に過ぎないという。近年、ロシアの選挙が不正だらけで、あまりにも杜撰だと各国の報道で話題になっているが、これもイリンの思想を実直に実行した結果なのかもしれない。


1、外敵の創造と破壊

 スナイダー教授によると、プーチン政権はイリンが描くディストピアを実現させるため、イリンの主要なコンセプト2つを意図的に追求しているという。1つは、ロシアの統一を果たすために、ロシア的精神を脅かす敵を生み出し、打ち倒すこと。たとえば、イスラム教徒、ユダヤ人、原理主義者、世界主義者などの外敵からの影響は、ロシアをソドム化しようとする企みだと見なされる。たとえこれらの敵が存在せずとも、発明するか、過剰に表現することで、無理やりにでも敵を作り出す。

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