【衝撃】7000年前の男は95%が子孫を残せない非モテだった! 女17人につき子孫を残せた男は1人…一体なぜ?

tocana / 2018年6月4日 7時0分

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 およそ7000年前、子どもを生んだ女性17人に対し、自分の子を残せた男性はたった1人だったという。この時代に一体何が起きていたのか? 英「Express」が「7000年前、世界は女性に支配されていた」とセンセーショナルに取り上げるなど、話題となっている。

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■子孫を残せなかった男性たち

 男性にのみ存在し、父親から息子へと受け継がれるY染色体。世界中の男性のY染色体を調査したところ、およそ7000~8000年前にその多様性が極端に減少しており、子孫を残せた男性はごくわずかだったことが判明している。

 この時期、農業や牧畜が始まったり大きな共同体が作られたりと、現代に続く文明のまさに黎明期ともいえる時代である。人口が増加し始めた時期でもあり、人類を絶滅の危機に追いやるような気候変動などもなかった。さらに奇妙なことには、女性にはその痕跡が見当たらないのである。ほぼ同じ時代に生殖できた女性17人に対し、男性はたった1人。しかもこの傾向は世界各地(アフリカ、ヨーロッパ、アジア)で見られるという。

 なぜ男性だけが子孫を残せなかったのか? この謎に対し、一部の男性にのみ富が集中して女性を独占した、生殖できる年齢まで生き延びる男性が少なかったなど様々な仮説が提唱されていた。だが最近、米スタンフォード大学の研究者らがコンピュータシミュレーションでその答えに迫った。5月に論文誌「Nature Communications」に掲載された論文によると、その謎を解く鍵は「父系クラン」だという。

■父系クランとY染色体

 研究者たちは7000年前、人々が父系の血縁関係を基にしたクラン(集団)を作っていたと仮定し、女性は別の一族と結婚して移動できるが、男性は一生その一族に属していたと考えた。この仮説では、一族内のY染色体の変異はほとんどなく、多様性は非常に低いことになる。

 新石器時代は棍棒や石斧などを武器に各地で戦争が起きていた時期ともされる。世界各地で敵の襲来に備えたような遺構や、戦争で亡くなった犠牲者の痛ましい痕跡が発見されている。研究者らは、近隣クラン間で戦争が起きた場合、負けた側の男性系統はほぼ抹消され、勝者側の男性が新たなクランを立ち上げたと考えた。この場合、異なるクラン間でも父系をたどれば親族に当たるようになり、当然Y染色体の多様性も低いことになる。

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