【衝撃】7000年前の男は95%が子孫を残せない非モテだった! 女17人につき子孫を残せた男は1人…一体なぜ?

tocana / 2018年6月4日 7時0分

 コンピュータモデルで検証したところ、この仮説の妥当性が実証された。女性は移動し、男性は残るというシナリオでは、時間と共にY染色体の多様性が減少することが明らかとなったのだ。男性・女性双方が集団間を移動するモデルでは、このようなY染色体多様性の減少は見られなかったという。

 この仮説はヨーロッパ人の化石のゲノムデータからも支持されるという。農耕をしていたグループでは男性の多様性が低い傾向が見られ、狩猟採集をしていたグループに比べると顕著であるという。科学メディア「Science Alert」の記事によると、実際には戦争による一族の全滅はなく、この時期の男性の人数は減少していない可能性も示唆されている。古代の農耕社会では特定の父系集団に富が集中し、それ以外の男性の生殖競争は過酷なものだったということかもしれない。英「Express」はこの時代の男性は女性に支配された“亜種”に過ぎなかったという過激な見方も示す。

 Y染色体の多様性の低さが示すのは、文明の発達と共に人類の男性が経験してきた厳しい生殖戦争の歴史だった。7000年前から、敗北したり貧困に陥った一族の男性は、生殖可能年齢を迎えたとしても女性から見向きもされない“非モテ”だったのだろう。結果として、彼らのY染色体は現代に伝わることなく途絶えてしまった。文化や社会のあり方は、時として我々の遺伝子にもその痕跡を残すことが今回の研究で明らかになったといえるだろう。
(編集部)

※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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