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眠る前にコップ1杯の水を飲めば「夢を記憶」できる! なぜ夢を忘れてしまうのか、複数の学者が徹底解説!

TOCANA / 2018年6月10日 7時0分

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 その内容もビジュアルも実に印象的な夢を見て起きた時、思わず思い返してしまい、しばらくベッドから出られなかった経験はないだろうか。だがその後はいつも通りの生活が始まり、昼休みに不意に今朝見た夢のことを思い出してみようとしてもきれいさっぱり忘れていたり……。どうして我々は夢を忘れがちになるのか?


■夢を見ていないというのは夢を忘れているだけ?

 ざっくり人生の3分の1は眠りの時間だ。ぐっすりと眠った夜には夢を見ることが多いが、どういうわけか夢はすぐに忘れてしまう。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/06/post_17087_entry.html】

「私たちにはすぐさま夢を忘れる傾向があり、夢などほとんど見ないと言う人は、実はよりすばやく簡単に忘れているようです」と豪・モナシュ大学の神経科学者、トーマス・アンドリオン氏はサイエンス系メディア「Live Science」に語る。

 アンドリオン氏の研究では、驚いたことに全く思い出せない夢でも、その後のしかるべき時に思い出せることがあることを報告している。たとえそれが10年以上前の夢であってもだ。しかしながらどうしてこうした現象が起きるのか詳しいことはまだよくわかっていない。

 こうした現象を含めてなぜ夢が忘れっぽいものであるのか、この謎のメカニズムにいくつかの仮説が提示されている。


■睡眠時の海馬は情報を送信するが受信はできない

 睡眠時であってももちろん脳活動がすべて停止しているわけではない。2011年の米・ウィスコンシン大学マディソン校の研究では、短期記憶を長期記憶に保存する機能を持つと考えられている海馬(hippocampus)が最も最後に“眠る”脳の部位であることが突き止められている。

「海馬が最後に眠るということは、目覚めるのも海馬が最後である可能性があります。したがって、夢の記憶と共に目覚めても、海馬はまだ完全に起きていないので、夢の記憶という短期記憶がキープできないのです」と前出のアンドリオン氏は語る。

 一方でまた別の研究では、睡眠時の海馬は日中に入力された短期記憶を長期記憶へと保存するためにきわめて活発に活動しているため、夢のような、現時点でもたらされている現象にまでは“手が回らない”ということだ。

「脳内活動の観測データでは、いくつかの睡眠段階の間に海馬は皮質に情報を送信していますが、受信はしていないことを示しています。この一方通行の情報伝達は、海馬からの記憶を長期記憶のために脳の皮質に送ることを可能にしますが、新しい情報は海馬による処理はされないでしょう」(アンドリオン氏)

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