大地震が起きると、3日以内に“地球の裏側”でも大地震が誘発される! 定説を完全に覆す驚愕事実が判明(最新研究)

TOCANA / 2018年8月26日 7時0分

(a) 2010年2月27日6:34 チリ・マウレ地震 M8.8、死者342人

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2010年2月27日12:19 沖縄本島近海 M5.2 他、M5クラス
2010年2月28日8:17 千葉県東方沖 M5.6
2010年2月28日22:07 秋田県内陸 M5.1


(c) 2007年8月15日23:40 ペルー地震 Mw8.0、死者510人以上

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2007年8月16日0:22 千葉県東沖 M5.3
2007年8月16日8:39 ソロモン諸島 M6.5


(e) 1992年9月2日0:16 ニカラグア M7.6、津波も含め死者約170人

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1992年9月2日10:23 グアム島 M5.4
1992年9月2日5:50 インドネシア東ジャワ島北沖 M6.7
1992年9月4日7:37 宮城県沖 M5.0

※発生時刻はすべてUTC(グリニッジ標準時)

 まず(a)のチリ・マウレ地震だが、発生から3日以内に日本でM5以上の地震が数回起きていた。図でわかるように、この時に誘発されて起きたと思しき地震は、日本を含む東アジアあたりで多かった。

 (c)の例では、日本では千葉県東方沖でM5クラスの地震が誘発されたほか、ソロモン諸島でもM6.5の大きな地震が起きた。

 (e)では、日本の宮城県沖でM5クラスの地震が誘発されたほか、より南方のグアム島やジャワ島でも地震が起きた。OSU 公開のマップを見ると、(c) と(e)の場合はとりわけ元となる大地震の震源と緯度がそれほど変わらないエリアで地震が多く誘発されていることがわかる。

 では、日本で観測史上最大級となった3.11の後、世界各地でどのような地震が誘発されていたのだろうか? 図のように、東北地方太平洋沖地震(M9.0)から3日以内に、日本と同じくらいの緯度に位置するメキシコ西沖カリフォルニア湾でM5クラスの地震が5回も起きていることがわかった。また、2003年9月26日の十勝沖地震(M8.0)では、発生翌日となる9月27日にロシア・シベリア南部でM7.3の大地震が起きていた。この震源も、地球の裏側とまではいかないものの、緯度がそれほど変わらない地点で起きたものだ。

 このように、科学的なメカニズムは不明だが、大地震が発生すると数日以内に世界のどこかで(特に緯度が近い地点で)大きな地震が起こりやすいという法則が確かに存在するように思えてくる。やはり、日本とそれほど緯度が違わない遠方(南米チリやペルーなど)でM6.5以上の大地震が発生した場合、3日以内にM5以上の大きな地震が誘発される可能性があるものとして警戒するべきだろう。あくまでも「傾向がある」という程度だとしても、過去の事例に鑑みれば、警戒するに越したことはないはずだ。

 これだけ科学技術が発達した現在でも、「地震予知は不可能だ」と頭ごなしに否定する風潮が強い現代日本では、地震による犠牲者が減少することはなく、むしろ南海トラフ巨大地震や首都直下地震で想定以上に多くの死者が出ることも考えられる。しかし重要なのは、どんなことでも“可能性がある”ならば、あきらめず研究してみようとする姿勢なのではないだろうか?
(百瀬直也)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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