車に轢かれた母ザルの死体にしがみつき、蘇らせようとする子ザル! 母の血を浴び、悲痛な声を上げ…心が張り裂ける映像に全世界が涙!

tocana / 2018年11月17日 7時30分

写真

 インドで撮影されたサルの母子の動画があまりにも悲しいと、世界中で話題となっている。今月15日付の英「Daily Mail」の記事が、その顛末を伝えている。

■サルの親子を襲った悲劇

 動画が撮影されたのは、インド北部ウッタル・プラデーシュ州の町バレーリーとブダウンを結ぶ道路沿いである。この道路で子どもを連れた母ザルが交通事故にあった。母ザルの頭は血まみれで、道路にも赤い血だまりができているほどだった。倒れて動かない母ザルに、子ザルは必死にしがみついて悲鳴のような声を上げていた。

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/11/post_18781_entry.html】

 通りがかった村人が母ザルの死骸を道路脇に寄せた。動画はこの時の様子を映したものだ。子ザルは母親の側から離れずに、蘇ってくれとばかりに母ザルの体にすがりついている。幸い子ザル自身には怪我はなさそうだが、その体は母ザルの血ですっかり赤く染まっており、時折周囲を見回しては、助けを請うかのように途方にくれた表情を浮かべている。

 撮影者らもこの親子の処遇に困っていたようで、動画にも「母親は死んでいる。赤ちゃんをどうしよう」「ジャングルに戻せば、仲間のサルがみつけるんじゃないか?」といった会話が収められている。この会話は、動画を見た一部の人たちに大きな怒りを巻き起こしたという。インドではサルは神の使いとして大切にされているからだ。

 動画は30秒ほどで終わっているが、記事によると、その後、母ザルは現地の宗教に則りねんごろに埋葬され、子ザルは森林局に保護されたという。

 あまりにも悲しいサルの母子の動画であるが、その原因が人間との近さにあるのは明白だろう。そして、傷つくのはサルだけではない。ウッタル・プラデーシュ州では今月12日、サルの襲撃により生後わずか12日の人間の赤ちゃんが死亡している。先月にはサルの群れにブロックを投げつけられ、72歳の老人が殺害されるという信じ難い事件も発生しているのだ。

 人間がサルの生息地を破壊し、サルが町へと降りてくるようになったゆえに起こる悲劇である。現地ではサルの現状の保護政策をやめて駆除してくれという要請も出ているそうだが、前述したように、サルは宗教的なシンボルでもあり、当局も専門家も対処に頭を悩ませているという。

(編集部)


※イメージ画像は、「gettyimages」より

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング