遂にロシアが「原子力インターステラー宇宙船」の開発を発表、動画公開! 超イケてる外観… 原子力開発の舞台が完全に宇宙へ移行中!

tocana / 2018年11月21日 8時0分

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 宇宙開発を担当するロシアの国営企業「ロスコスモス」が、原子力宇宙船の開発を公表した。

「ケルディッシュ研究所では、よりパワーのあるエンジン、新しいクラスの原子力ユニットを搭載した宇宙船の開発に取り組んでいます。このエンジンは太陽光も太陽工発電も必要としません」(ロスコスモス社)

 映画『2001年宇宙の旅』では、宇宙船「ディスカバリー1号」の推進力として原子力ロケットが使用されていたが、露オンラインニュース「Pravda Report」(11月13日付)によると、ロシアは惑星間飛行(interstellar flights)を実現するため、モスクワのケルディッシュ研究所や国営原子力企業「ロスアトム」において、宇宙船に搭載する本物の原子力エンジンの開発を進めているという。

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 SF映画が現実になったような話だが、実は原子力宇宙船の開発はロシアでは真新しいことではない。ロシアの前進となるソビエト連邦は、1970年~1988年にかけて32機の熱電気原子力ユニットを搭載した宇宙船を打ち上げ、1960年~1980年にかけては原子ロケットエンジンの実験を繰り返していたという。

 こうした積み石もあるため、原子力宇宙船の実現は時間の問題だと言われている。実際、宇宙船に搭載できる原子炉、エンジン、冷却システムはすでに存在しており、残るは乗組員の安全性を確保するだけだそうだ。だが、そのためには原子炉を数メートルの厚さまで鉛でコーティングする必要があり、これでは宇宙船の重量がかさむ上、かなりの高額となってしまう。ただ、より軽量で耐久性のある物質が発見されれば、この問題はすぐに解決することだろう。

 ところで、旧ソ連から行われてきた“伝統的な”研究をロシアがこのタイミングで再び公表したのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)への対抗心からかもしれない。昨年、NASAも、原子力ロケットエンジンの開発を発表したからだ。今後、アメリカとロシアを中心に原子力宇宙船の開発競争が激化していくことだろう。果たしてどちらが先に実現するのか、じっくり見守っていきたい。そして、日本や欧州で反原子力の姿勢が強まり、同分野の企業が破綻していくなか、火星移住や宇宙を見据えた開発分野がどのような組織に属す企業なのか、陰謀論的視点からもチェックしていくべきだろう。なにせ火星は核戦争によって一度文明が滅んでいるのだから……。
(編集部)


※イメージ画像は、「gettyimages」より

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