「顔がデカい人=脳もデカくて地頭が良い」ことが判明! “流動性知能”に差… 長年の議論についに結論(最新研究)

tocana / 2018年12月14日 7時0分

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 頭が大きいと頭が良いのか? この問題は古くから専門家の間で議論になっているが、これまでにない規模のサンプルを分析した最新の研究で、この問題にいったん結論が出されたようだ。大きな脳を持つ者はわずかではあれ流動性知能が高いというのだ。

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■大きな脳を持つ者は認知機能が優れている

 脳の大きさと知性の関係については、長い間議論が戦わされてきているが、いずれにしても決定的な結論はまだ出ていないように思われる。研究が停滞してきた原因の一端には、脳の質量を正確に測る術がなかったことも挙げられる。

 しかし今はMRI(核磁気共鳴画像法)の普及も進み、多くの人々の脳をスキャンできる設備体制が整っている。そこで1万3600人以上の脳のMRIデータと認知機能の関係を探った研究が先ごろ発表されている。このサンプル数はこれまでに行われた同様の研究の170%に相当するという。

 米・ペンシルベニア大学ウォートン校とオランダ・アムステルダム自由大学の合同研究チームが「Psychological Science」で発表した研究では、脳のボリュームと認知機能テストの成績には正の相関関係があることを報告している。つまり脳が大きいと頭が良いのである。

「大きな脳を持つ者は小さな脳の者よりも認知機能のテストの成績が良い傾向があります。しかしこれはきわめてわずかな相関関係で、テストの成績の2%の差でしかありません」と研究チームのギデオン・ネイヴ助教授は語る。

 学歴についてはさらにその差は小さくなり、脳が100cc増えるごとに学歴が5カ月未満長くなるにとどまるという。学歴については経済力などの社会経済学的な要素も強く影響してくるため、脳の大きさで占うことはさらに難しくなるだろう。

 しかし、それでもわずか2%とはいえ脳が大きいほうが認知機能が良好であるという傾向が科学的に結論付けられたことは無視できないだろう。頭が大きいということは往々にして顔も大きいわけで、概して“顔デカ”は頭がいいといえるのかもしれない。

■男女の認知機能の能力には有意な差がない

 平均的な脳の大きさは男女で違ってくるが、だからといって女性のほうが認知機能が低いわけでないということだ。性別の垣根を越えた比較はできないということになる。

「平均身長と同じように脳の大きさも男女で違いますが、それは女性の認知機能のパフォーマンスが低いことを示すものにはなりません」(ギデオン・ネイヴ助教授)

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