【衝撃】GPSを体に埋め込み「人間コンパス」になった男! 北を感知するシックスセンスを創造「脳のパワー解き放った」

tocana / 2019年1月16日 7時0分

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 英紙「Daily Mail」(12月6日付)は、イギリスに住むバイオハッカーが自分の身体を「人間コンパス」に改造したことを伝えている。一見、誰得と思える新発明だが、そこには想像を超える「大いなる構想」があった。

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■自分自身を“人間コンパス”に

 リヴィウ・バービッツ氏(38歳)は、ロンドンにあるテクノロジー企業「Cyborg Nest社」の創始者にしてCEO。知的で、ごくノーマルな外見から、彼の“肉体的秘密”を感じ取るのは困難かもしれない。

 実はバービッツ氏、「ノース・センス」と名付けたナビゲーションシステムを皮膚に埋め込んでいるのだ。彼の胸にはシリコンで防水加工された2.5センチほどのチタン製ガジェットが縫い付けてある。北の方角を向くたび、ビビッと振動する仕組みだという。

「まったく新しい神経経路を生み出したことによって、人間の脳が持つパワーを解き放っている感じでしょうか。かつてない感覚情報を得られるとでもいうか」(リヴィウ・バービッツ氏)

 つまり、彼は自ら実験台となり、1日24時間いかなるときも、北を向いた拍子に胸のあたりがソフトにヴァイブレーションする身体になったのだ。しかも、このガジェットは人間の新たな感覚、シックスセンスを創造すると豪語している。

「どこかへ出かけようとする時、あなたはスマホを頼りにするでしょう。でも、自分自身がコンパスだったら、そんなもの要らないんです。“自分は今どこにいるか”を本能的に知覚でき、鳥のように自由に飛び回れるのですから」(リヴィウ・バービッツ氏)

 バービッツ氏は、この発明がまったく新しい身体感覚として生かされるようになれば、人類は未曾有の世界を体験することになり、ゆくゆくは目の不自由な人たちのナビゲーションにもなるはずと予想している。

■専門家からは疑問の声も

 さらに、ノース・センスは、従来のGPSチップを利用しているが、マイクロチップと違って追跡機能がない。また、データを保存することもできない。そのため、理論上は誰からも監視される心配がないことになっている。

 確かに画期的なガジェットだが、わざわざ肉体を切り開いてまでして取り付けるだけのメリットがあるかは疑問だ。某専門家は「スマホやタブレットなど、ほとんどの電子機器にブルートゥースが実装されており、このガジェットと同様の機能は果たすはず。おそらくこの発明家も、スマホはお持ちかと思うんですが」と、やや皮肉っぽい。

 また、「機械に頼ったりしないで、人間の能力として『北を感知する感覚』を開発させたほうが良いのでは」というオルタナティブな意見も聞かれている。

 賛否両論の中、バービッツ氏の目指す未来は不透明だが、少なくとも彼自身の中では目指す方向は定まっているに違いない。
(文=佐藤Kay)

イメージ画像:「Getty Images」より

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