【ガチ】宇宙を無限に航行できる“蒸気宇宙船”が爆誕! テスト飛行に成功、宇宙探査機は「蒸気の時代」に突入!

tocana / 2019年1月17日 7時0分

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 宇宙を無限に航行できる次世代宇宙船が開発されていることが明らかになった。

 永久機関として宇宙開発機関が注目してきたものの1つに「EMドライブ」がある。「電磁駆動」に基づき、密閉された容器の中でマイクロ波を反射させることで、噴出剤なしで宇宙船に推力を発生させるというものだ。これが実現すればわずか4時間で地球から月まで行くことができ、火星までは約70日、そして、これまでの技術では数千年かかるといわれていた太陽から4.2光年離れているアルファ・ケンタウリ(ケンタウルス座アルファ星)までもわずか100年で到着することができるという。

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 だが、そのメカニズムが運動量保存の法則に反しているため、実現は不可能だと言われ続け今に至る。とはいえ、そのコンセプトは近未来的で胸をときめかすものであることは間違いないだろう。一方、この度注目されている準永久機関の動力源は、なんと“蒸気”だという。あまりにも古色蒼然たるアイデアにある意味驚いてしまうが、これが意外と優れものなのだ。

 米ニュース「NBC」(1月15日付)は、有人宇宙飛行から半世紀余り、惑星間飛行は蒸気の時代に突入したと高らかに宣言。米・セントラルフロリダ大学の研究者らが、民間宇宙開発企業「Honeybee Robotics」と連携し、小型の蒸気宇宙船を開発中だというのだ。しかし、この宇宙船が無限に宇宙を航行できる理由は何だろうか?

 研究者らによると、地球外の“水”を燃料に変えることができるからだという。電子レンジぐらいの大きさの地上着陸機を隕石や惑星に送り、そこからH2Oを得るというわけだ。これであれば、理論的に無限に近い燃料を宇宙各地で補給することができる。

「この技術は月、ケレス、エウロパ、木製、冥王星、水星の極、隕石といった水があり、比較的重力が弱いところならどこでも利用できます」(フィル・メッガー博士)

 メッガー博士らはこの宇宙船を「WINE」(World Is Not Enough、世界は十分ではない)を名付けており、プロトタイプは最初のテストミッションを最近終えたばかりだ。隕石に似せたものにWINEを着陸させ、コンパクトドリルでその表面を掘削、見事に水を入手。H2Oを推進剤として利用することに成功したという。

 蒸気という古めかしい響きからは想像もできないほど、WINEの構造は複雑であり、メッガー博士らはプロトタイプの完成に3年の歳月を費やしたという。まさに現代科学の叡智の結晶と言うべきものだ。

 とはいえ、テストミッションは無事成功したものの、WINEが実際に宇宙に飛び立つまでにはまだまだ越えなければならない試練があるそうだ。WINEが実現すれば宇宙探査が新時代に突入することは間違いない。今後の研究に期待しよう。
(編集部)

イメージ画像:「Getty Images」より

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